注:この記事で紹介している数値等はあくまで過去のデータに基づいたものです。今後も必ずそうなるという保証をするものではありません。
こんばんは。重賞競馬の過去データを分析するシリーズです。
いままで当たらない競馬予想シリーズでも、Pythonでスクレイピングしたデータを小出ししていました。
それをシリーズ化してしまおう、というものです。
第1弾「単勝人気別:単勝率・連対率・複勝率」
まずは抑えておきたいデータだと思います。
単位:% | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1番人気 | 29.90 | 47.91 | 59.44 |
2番人気 | 17.30 | 31.79 | 45.15 |
3番人気 | 12.60 | 25.05 | 36.89 |
4番人気 | 9.44 | 19.39 | 30.15 |
5番人気 | 7.65 | 17.14 | 26.94 |
6番人気 | 5.66 | 13.57 | 21.94 |
7番人気 | 4.90 | 11.02 | 19.13 |
8番人気 | 3.52 | 8.52 | 14.54 |
9番人気 | 2.45 | 6.53 | 11.07 |
10番人気 | 1.68 | 5.36 | 10.10 |
11番人気 | 2.04 | 4.39 | 7.70 |
12番人気 | 1.02 | 2.96 | 5.51 |
13番人気 | 0.71 | 2.65 | 4.74 |
14番人気 | 0.61 | 1.99 | 2.81 |
15番人気 | 0.26 | 0.92 | 2.19 |
16番人気 | 0.36 | 1.02 | 1.58 |
17番人気 | 0.05 | 0.10 | 0.26 |
18番人気 | 0.00 | 0.00 | 0.20 |
※2002年〜2017年に開催された平地重賞(GIII・GII・GI)全1960レースが対象
※同着の場合も考慮しているため、例えば単勝率の合計が100%を(四捨五入による誤差以上に)超えます
当然人気順に率も下がります。
ただし2桁人気以降はそもそも数が少ないので率が前後するものもあります。
この数字をもとに、馬券対象をどこで切るかは人それぞれだと思います。
例えば自分が予想するときに10番人気以降を切る基準は複勝率概ね10%未満です。
ここで一つ注意しておくと、上記の確率を掛け算しても意味がないです。
例えば1〜3人気が全頭3着以内に入る確率を、約60%×約45%×約37%=約10%と計算してはいけません。
なぜなら、複勝率はあくまで3着以内に入る確率であり、1着・2着・3着を確定させる確率ではないからです。
つまり上記の計算で出た約10%の中には、1〜3人気が全て1着といった現実ではあり得ない場合も入ってしまいます。
あくまで人気別に単体で扱う必要があります。
※実際、(2002年を含まない)2003〜2017年の全1842レースのデータでは、1〜3人気が全頭3着以内に入った割合は約6.6%と、先の計算よりも低いです。
直感的には、1〜3人気の単勝率3つを掛け算しても意味がない事は分かると思いますが、それと同じです。
同様に1〜3人気が全て複勝圏外になる確率も出せません。
とにかく掛け算しないようにして下さい。
以上の取扱に気をつけながら、普段の競馬予想の一つの指標にして下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた次回。