こんにちは。映画感想回です。
今回は「ドクターヘリ」が題材のドラマが映画化された
「劇場版コード・ブルー ードクターヘリ救急救命ー」を観に行きました!
今回はもともと空いた時間に急遽観に行ったこともあり、「未来のミライ」のときと同様に前情報はほとんど無し、強いて言うならヘリで人命救助に行くことくらいは知ってました笑
しかもドラマ版を観たことが無かったので、出演者も知らず登場人物の人間関係やバックグラウンドも知らず、何にも知らず笑
タイトルに「ブルー」が入ってたので、ヘリで海上にでも助けに行くんかな(これはこれで違うシリーズの映画があったような笑)と思ってたくらい無知のまま観ました。
そしてこの映画は、このような軽い気持ちで観に行くものではありません。
話題が重い・・・人命救助の話だから多少は思ってなくもなかったですが、想像以上に重い話題に触れている・・・
さてここからはその内容も触れながら感想を書いていきます。
例によって登場人物などの情報は公式サイトを観て下さいね。
※以下、ネタバレ注意
感想
知らない人でも楽しめて、感動できる映画だとは思います。
一部身内ネタというかよく知らない人じゃないと伝わらないネタもあったと思いますが、基本的には映画内でフラグを立て、それを回収してました。
ただとても考えさせられる映画でもありました。
今回扱っていた患者さんのバックグラウンドがいちいち重く、難しい気持ちになったり泣きそうになったり、はたまた生々しい手術シーンもあって観てられなかったりする箇所もありました。
その第一の患者さんは、「末期がん」を抱えた若い女性。
この患者さん、結婚相手も決まっていて順風満帆な生活を送る中で「末期の胃がん」が発覚。
その彼とも別れてしまい、一人で最後の海外旅行にでも行こうとした矢先に事故に遭ってしまったという、かわいそうのレベルを遥かに超えています。
事故後に運び込まれた後も時々血を吐いて倒れ、日に日にやつれていく姿は妙にリアルでした。
精神的にも当初は荒れていましたが、緋山先生の言葉に推され、彼ともう一度復縁、諦めていた結婚式を挙げるまで何とか持ちこたえるものの・・・
明確な描写はなかったですが、最後の方のシーンで彼が薬指と「小指」にも指輪をしていたので、つまりそういうことでしょう。
今思うと、この患者さんが寝ている(実はふりだった)のを良いことに、目の前で結婚式の衣装を決めてと冴島さんに頼む藤川先生って・・・事情を知らないとはいえ空気読めなさすぎですね。
第二の患者さんは、「アルコール依存症」を抱えた母親。
誰の母親かというと、フライトナースをしている雪村さん。
その姉がわざわざ車で妹の病院に連れて来るという、しかも頭に包丁が刺さっている状態で・・・
どうしようもない母親から逃げるために一人立ちしたのに・・・姉妹で面倒な母親をなすりつけあっているんですね。
そんな中、救命の現場で同じような境遇の親子と遭遇。
その現場で少し気持ちが変わった雪村さんは母親に本気の説教。
すると母親は、好きでこんな風になったわけじゃない、もっと母親らしくありたかった、と。
母親の気持ちも変わったのか、姉にアルコール依存を脱却すべく施設に入ると言い出したそう。姉いわくあの母が。
第三の患者さんは、「脳死判定」された青年。
この青年は14歳ながらも臓器提供意思表示カードを携帯。
そこには全ての臓器を提供する旨が。
法的には15歳以上からが有効らしいので、法的には意味を持たないそのカードを見せられて両親は複雑な気持ちに。
それを見せた灰谷先生もどう接するべきか、どう声をかけるべきか迷う。
難しい選択を迫られた両親は、息子の「最後の意思」を尊重し臓器提供に同意することに。
結局何も出来なかった(と感じている)灰谷先生は、大先輩の橘先生にどうすべきだったのか尋ねると、橘先生自身も日々迷いながらやっている、正解は無いという趣旨の回答。
ただ橘先生は、心臓を臓器提供してもらった息子という最強のカードを使って両親を激励してたので、灰谷先生は聞く相手を間違えているような。
どうでしょう、やはり重いテーマばかりでしょう。
もちろん上記の3つ以外にも話題はありますが、振り返るとどうしてもこの3つに行き着きます。
ここで自分が評価したいのは、助かるかどうかギリギリの命が何とか助かる、という側面よりも、中には助からない命もあり、救えない命もある、という側面に着目している所ですね。
だからこそ考えさせられるのですが、この明確な答えがないようなテーマにチャレンジしているのが良いですね。
ところで、調べてみると初回のドラマは2008年でおよそ10年前。
観たことのない人や忘れている人が来ることも想定していたのでしょうか。
初めの10分間くらいは過去の回想ダイジェストでした。
何も知らない自分にとってはとても有り難い!
と思ったんですが、そこはダイジェスト。
ぶっちゃけ人物関係など詳しいことはほとんど分かりませんでした笑
ただ何となく、入ってきた新人が紆余曲折しながらも順調に育っていき、先輩から後輩へ何かしらの意思のようなものが受け継がれて今がある、それが何度か繰り返されてきた、こんな感じのことは伝わってきました。
まあここはTVシリーズを観ましょうってことですね!笑
実際映画を観て、観てみたくなりましたし!
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最後に、自分は映画を観ている間ずっと、白石先生を演じている役者の名前をずーっと考えてました笑
最後のキャスト一覧でようやく新垣結衣だと分かり、やっぱりガッキーは可愛いな、と思い返したとうのがオチですね笑
最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた!