高層天気図で上空の気温を確認

こんばんは。

最近はすっかり天気も安定してきて、微妙にスッキリとは晴れないものの、極端な大雨や台風の接近なども無くなりました。

気温も日中は20℃前後と過ごしやすく、夜は15℃以下まで下がり肌寒くなってきました。

冬に向けての関心事はやはり気温や雪だと思うので、今回はその点について触れたいと思います。

高層天気図

その上で重要なのが高層天気図

この記事では御用達の気象庁のこのページにあります。

今回使うのはその中にある「アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図」と「アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図」の2つになります。

まずは現在最新の午前9時の2つの高層天気図を見てみましょう。

1810169時300hPa・500hPa高層天気図

1810169時700hPa・850hPa高層天気図

ちょっと意味がわからないと思うので、気象庁の説明ページにある図を見てみましょう。

色々と書いてありますが、今回フューチャーしたいのは「気温」です。

なので見るべきは「等温線(破線)」部分であります。

基本的に、500hPa高層天気図で高度約5,500m付近の気温、850hPa高層天気図で高度約1,500m付近の気温、を確認します。

1810169時500hPa高層天気図(加筆)

−30℃、−20℃、−10℃の等温線に色を付け書き加えました。

1810169時850hPa高層天気図(加筆)

0℃、10℃の等温線に色を付け書き加えました。

共に日本の場所が分かりづらいですが、現在日本の上空約1,500m付近の気温は0〜10℃、約5,500m付近の気温は−20〜−10℃であります。

これはほぼ平年並みだと思われます。

ちなみに一つの目安としてですが、上空約1,500m付近の気温が0℃だと高い山で、−10℃だと平地でも雪が降ります。

また上空約5,500m付近の気温が−30℃だと広く雪で、さらに冷たい−35℃以下の空気が北陸付近にまで下りてきた時は大雪になります。

もう一つ補足。

500hPa高層天気図に書いてある風速を示す矢羽根を見れば、偏西風のおおよその位置も確認できます。

今後はこの「高層天気図」も駆使しながら天気解説していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた明日。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする