こんばんは。
本格的な秋の長雨シーズンということで、すっきりしない天気が続いています。
そんな中でこの3連休は貴重な晴れ間といった所でしょうか。
さて、ここで衛星画像をご覧ください。
日本付近にかかっている帯状の雲が秋雨前線によるもの。
そして少し途切れていますが南には目がハッキリした台風24号の雲があります。
このハッキリとした目を今年何度見たことでしょうか。
やはり地球温暖化の影響で海水温度が高くなっている、ということなのでしょうか。
ともかく今後の進路が気になります。
別記事「台風の進路の決定要因」で詳しくは見ていただきたいですが、台風の進路は周りの風向きによります。
例えば夏真っ盛りであれば「太平洋高気圧」によって西または北に、今頃の日本付近であれば「偏西風」によって東寄り、といったように台風は進んでいきます。
ところが今は夏も終わり秋の入り。
すでに太平洋高気圧は日本の近くにはいません。
その証拠に26日9時の予想天気図を見て下さい。
高気圧どころか、(熱帯)低気圧が出来てしまう予想。
偏西風からもまだ遠く、台風24号は完全にふらふら状態。
こうなってしまうと予想は大変困難になります。
気象庁の現在最新の5日間予報を見ても、ノロノロしていて少なくとも沖縄には近づくかも、程度しか進路はまだ分かりません。
ただあり得るパターンとしては大きく2つ有ると思います。
一つは、北にある高気圧に阻まれて中国大陸へ進むパターン。
もう一つは、高気圧に阻まれず徐々に北へ進みやがて偏西風に乗って日本に近づくパターン。
当然ですが仮に後者であれば、日本付近にある秋雨前線と共に記録的な大雨をもたらす可能性があります。
また近づかなくとも、台風の勢力次第では日本付近の秋雨前線を刺激して大雨をもたらします。
ともかく今後の台風の動きには要注意です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた明日。