2020/5/10 GI NHKマイルC

東京1600m芝・3歳牡牝・定量

日曜日は雨予報だが、どの程度降るのかは不明。

1枠1番シャチ牡3 木幡 育也57.0kg

前走のNZTは出遅れて最後方、そこから差し切る末脚も無し。

上がり最速が34.5秒以上のレースのみなので、今の東京の高速馬場を後ろから差し切るのは厳しいだろう。

1枠2番タイセイビジョン牡3 石橋脩57.0kg

2走前の朝日杯FSでは皐月賞2着のサリオスにこそ直線で離されはしたが、4コーナーで大外を回していた差はある。

デビューから常にプラス体重ながら連対を外しておらず、休み明けだった前走のアーリントンCは+10kgながら走りに重さを感じられず、成長が伺える。

自身の上がり4Fのラップは目測で11.4−11.4−11.9−12.9(46.7−47.6)。

走り方がだんだんパワー系の感じが出てきたようには見えるので、ペースが流れ、さらに雨である程度馬場が渋ってトップスピードを求められない展開の方が良い。

好位差しが多いが、スタートはいつも良くあえて控えている。

ただやはり間隔が狭いローテは気になる所で、急坂で活きるパワーとも思えるので、京王杯2歳Sで勝っているとは言えそれより1F長い東京替わりは微妙か。

2枠3番レシステンシア牝3 ルメール55.0kg

阪神JFチューリップ賞桜花賞と阪神マイルを使ってきていて、桜花賞が当然の目標であり、(想定だが)牝馬が1番人気のNHKマイルCは、昨年のグランアレグリアを思い出す。

またこれも当然だが前走の桜花賞がメイチの仕上がりだったはずで、しかも重馬場ながら前後4Fで46.5−49.6と超ハイペースのタフなレース。

やはり気になるのはそのレースから中一ヶ月で今年3戦目、しかも初の関東遠征・輸送なので当日の馬体重は要チェック。

レース展開的には、チューリップ賞でスローの逃げ切りは厳しい事が判明してしまった今、牡馬相手に勝ち切るにはハイペースで逃げるか番手かのレースをせざるを得ない。

ちなみにチューリップ賞の上がり4Fは12.2−11.3−10.9−12.0(47.1−46.5)。

阪神JFは12.0−11.2−11.5−12.5(45.5−47.2)なので、言わずもがな仕掛けは早めにしたいタイプ。

2枠4番プリンスリターン牡3 原田和真57.0kg

前走のアーリントンCその前のシンザン記念のように、タフな馬場でも先行して粘りきれるのがウリ。

特に前走は前後4Fで45.7−48.6の超ハイペースを、番手から4コーナーで勝ちに行って3着まで粘れたのは強い。

個別の上がり4Fは11.8−11.7−12.2−13.2(45.8−48.9)で、朝日杯FSも含めて考慮してタイセイビジョンと比較すると、スピード負けしている。

4走前に阪神1400ではあるが上がり3位33.6秒(1:22.1)を出している。

3枠5番シャインガーネット牝3 田辺裕信55.0kg

前走のファルコンSは重馬場ながら時計は優秀、直線ではいい所を選択できて突き抜けたとも捉えられるが、好位に控えても思いの外追走に苦労しなかったのは収穫。

個別の上がり4Fは11.4−11.3−11.2−12.2(35.2−34.7)と上がり最速も、重馬場でラスト1Fは12.2秒まで落ちていた。

血統的には道悪のタフな馬場向きだが、3走前の赤松賞では東京マイルで上がり3位33.6秒(1:34.4)出せている。

高速馬場でペースが流れる東京マイルの方が紛れそうなので、スタート良く出せていい位置を取れれば前残りの可能性。

3枠6番ギルデッドミラー牝3 福永祐一55.0kg

前走のアーリントンCは超ハイペースになるもそれでも掛かり気味、恐らく内から乾いていたのでイン差しのタイセイビジョンに劣った。

個別の上がり4Fは11.6−11.6−12.1−13.1(46.2−48.4)とトップスピードでは劣るタイプ。

乗り難しそうな馬ではあるが、ペースが早くなりやすい高速馬場はプラスで、2走前など上がり2位33.9秒(1:20.6など)を3度出している。

4枠7番メイショウチタン牡3 吉田豊57.0kg

4枠8番サクセッション牡3 横山典弘57.0kg

前走のスプリングSは後ろから大外を回してマクる競馬で、ラスト2Fの最速ラップ11.1秒地点ではやや見劣ってしまった。

トップスピードという点ではヴェルトライゼンデにも見劣りしたのが気になるところだが、大外ぶん回していたし、仕掛けも早かった。

個別の上がり4Fは11.8−11.2−11.2−11.7(51.8−12.6−45.9)。

1600なら2走前のように中山で1:33.4の時計を出せているので、ギアチェンジに劣る急坂巧者の可能性がある。

4走前に中山マイルで上がり2位33.9秒(1:34.6)を出せている。

5枠9番ラインベック牡3 武士沢友治57.0kg

3走前のホープフルSから前走の皐月賞まで2000mを使っている。

新馬戦ではあるが中京マイルで上がり最速33.8秒(1:39.2)を出せている。

5枠10番ハーモニーマゼラン牡3 大野拓弥57.0kg

前走のNZTは前後4Fで45.9−47.1のハイペースで番手から直線一時は抜け出すも、流石に急坂で厳しくなり差しを許した。

個別の上がり4Fは11.6−11.6−11.9−12.3(46.2−47.4)。

3走前にラウダシオンと同じクロッカスS(東京1400)で上がり3位33.4秒(1:21.5)を出せている。

6枠11番ラウダシオン牡3 デムーロ57.0kg

前走のファルコンSは馬場の良いところを上手く走らせていたが、一つ後ろのシャインガーネットに直線で突き抜けられてしまった。

個別の上がり4Fは11.5−11.3−11.4−12.5(34.8−35.2)程度。

2走前の東京1400で上がり5位33.5秒(1:21.2)を出せているが、1Fの距離延長でも出せるかどうか。

6枠12番ボンオムトゥック牝3 田中勝春55.0kg

前走のアーリントンCは仕掛け所ではやや見劣るも、ラストはジリジリ詰め寄っていたように、ギルデッドミラーとは位置取りの差程度。

個別の上がり4Fは11.5−11.6−12.1−13.0(46.5−48.2)程度。

3走前の未勝利戦だが、阪神1800で上がり最速33.4秒(1:48.4)を出せている。

7枠13番ニシノストーム牡3 江田照男57.0kg

7枠14番ルフトシュトローム牡3 レーン57.0kg

前走のNZTは4コーナーで外に振られはしたが、前後4Fで45.9−47.1とハイペースの差し有利の展開、ウイングレイテストと比較しても抜けた走りではなかった。

上がり4Fの個別ラップは目測で11.6−11.3−11.4−11.5(前後で47.2−45.8)だが、ラスト2F地点は外に振られたもの。

時計は悪くはないが、スタートが悪かった。

7枠15番ソウルトレイン牡3 藤井勘一郎57.0kg

前走のNZTは仕掛け所での反応は割と良かったが、直線では外差し勢に屈して5着。

個別の上がり4Fは11.5−11.4−11.8−12.2(46.6−46.9)。

過去の戦績からも時計に不安があり、スローの瞬発力勝負なら案外やれそうだが、ペースが流れると1600は忙しいか。

3走前に阪神1600で上がり33.8秒(最速・1:35.0)を出せている。

8枠16番ストーンリッジ牡3 松田大作57.0kg

前走の毎日杯は前半掛かりどおしで、4コーナーではポジションが下がるチグハグな競馬。

ラスト4Fの個別ラップは11.9−11.7−11.9−12.8(48.3−12.3−48.3)で稍重馬場も厳しかったか。

乗り難しい馬だとは思うが、ペースが流れそうな今走はプラス。

新馬戦ではあるが阪神マイルで上がり最速33.1秒(1:36.8)を出せている。

8枠17番サトノインプレッサ牡3 武豊57.0kg

前走の毎日杯が着差以上に強く、自身は前後4Fで48.7−12.0−47.2程度、ラスト3Fは11.7−11.7−11.9(35.3)だが、コーナーでも直線でも馬群の中で器用さを見せた。

鞭も前が空いた時の一度のみ、まだ底を見せていないようにも映るし、何より前走である程度のハイペースの追走を経験できたのは大きいが、その割に時計が微妙なのは気になる。

初の輸送で当日の馬体重などは要チェックではあるが、東京の広いコースに長い直線はプラス、雨が多少降って馬場がタフになっても問題ない。

不安はここ2戦スタートが悪いことと、ごりごりの良馬場の経験が無いということ。

8枠18番ウイングレイテスト牡3 横山武史57.0kg

前走のNZTは4コーナーで外に振られる不利を受けながら、勝ち馬とは0.1秒差の3着と健闘。

しかも個別の上がり4Fは11.6−11.3−11.4−11.6(前後で47.2−45.9)でほぼルフトシュトロームと同じ上がり。

2走前のファルコンSは終始馬場の悪い最内を通して伸びに欠けていたし、道中息の入らない1400は忙しかった。


十中八九3レシステンシアがハナを取って逃げる展開になるが、問題はどの程度のペースで逃げるか。

今の東京は毎年のことだがかなりの高速馬場、ペースによっては1分32秒を切る時計も出かねない。

前走の桜花賞はかなりタフな重馬場の中46.5−49.8、その前のチューリップ賞は47.1−46.5、その前の阪神JFは45.5−47.2。

万全な状態なら普通に前半は45.5程度の時計で逃げそうなのだが、如何せん桜花賞からの反動が気になる所。

仮にやや緩めて46.0−46.0でも平均ペース、3年前にアエロリットが制した時の、12秒台には入るか入らないラップ推移、仕掛けも早めでラスト3F地点が最速、一応これで考える。

好位差しを決めるなら、先頭から5馬身の位置で47.0−45.0、上がり3Fは当然33秒台後半が求められるし、さらに後ろからとなると33秒台前半が必要。

前残りを想定して、レシステンシア以外では先行しても上がりを出せる実績のある馬を選択する。

まず先行出来そうなのが、4プリンスリターン、5シャインガーネット、6ギルデッドミラー、8サクセッション、9ラインベック、10ハーモニーマゼラン、11ラウダシオン、12ボンオムトゥック、15ソウルトレイン、16ストーンリッジ辺り。

プリンスリターンを取るなら時計的にギルデッドミラー。

難しいので、ここはギルデッドミラーに距離短縮組のサクセッションとストーンリッジを入れよう。

◎6ギルデッドミラー

◯3レシステンシア

▲2タイセイビジョン

△8サクセッション

☆16ストーンリッジ

消14ルフトシュトローム

◎複勝とワイド◎1頭軸流しの計5点。

レース振り返り

ペースは予想よりやや遅く46.0−46.5、中盤2Fが明確に緩んだラスト2F最速の34.1−11.9−12.0−11.3−11.2−12.0の前残り瞬発力勝負のようなレース。

上位半数の9頭のうちで4コーナーの位置が二桁順位の馬はたった2頭だったことからも、如何に先行馬有利だったかが伺える。

さらにラストの直線ではやや向かい風も強かったようす。

さらに番手の11ラウダシオンも含め、上位4頭にはコーナーをロス無く回した内の馬が来ている。

これにあからさまに反しながら5着まで上がってきた14ルフトシュトロームや7着の18ウイングレイテストは、それぞれ強い内容だったか。

前者は馬群の中を捌いたのに対し、後者は直線外に追い出してからの末脚が良く、共に前走のNZTで大外回して不利も受けながら好走した上がりを出していただけのことはある。

しかもそれほど緩い流れでは無かったなかで34秒前半の上がりを出していた。

ただ結局は今の東京の前残りの馬場には合ってなかったの一言に尽きる。

また17サトノインプレッサや△8サクセッションは4コーナーで大外を回されたロスは大きい。

後者は33秒台の上がりを出すのは厳しいから、もう少し前を想定していたのはあるが、それにしても直線での伸びがいまいちではあった。

前者はそもそもここまで速いラップや良馬場、息の付かないレースが初めてではあるし、テンも遅く距離も若干短い印象で、中距離ならもっと活躍しても良さそうな馬。

逆に展開利が確実にありながら沈んだのは4プリンスリターンや☆16ストーンリッジ。

前者は赤枠の2頭に進路を挟まれた点があり、とはいえ要所での反応で負けた為とも捉えられる。

後者は直線反応が可もなく不可もなくでジリジリと後退、共に時計的にも厳しかったか。

5シャインガーネットはギリギリ差し馬に飲まれた形だが、▲2タイセイビジョンと同じ上がりなので、スタートやテンでやや劣った分が最後に効いてきたような印象。

そのタイセイビジョンは逆にスタート良すぎて掛かり気味になってしまった分が響いたか。

3着◎6ギルデッドミラーと上記2頭の差はその程度だったようには思う。

ただシャインガーネットとは違い、後者2頭には時計的な裏付けのある上がり33秒台のレース経験があったのは確か。

惜しくも2着だった◯2レシステンシアは、強いて言うならもう少し全景ラップで緩み無く逃げたかった所だろう。

おそらくラウダシオンが番手からマークしてくるのは想定外ではあっただろうし、強風の影響も多少はあったかもしれない。

むしろこの連戦の中でそれでも2着は負けて強しだろう、ここは勝ち馬を褒めたい。

その勝ち馬ラウダシオンは鞍上がしてやったりの競馬、完璧なレース運びで恐らく、200m短いが2走前のレースのイメージでいったのでは。

逃げてラスト突き放す強い競馬で、今走の高速馬場ともマッチ。

+1Fでどうかなとは思っていたが、中盤が12秒前後で2F緩んだことも助けになっただろう。

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