2020/6/6 GIII 鳴尾記念

阪神2000m芝・3歳以上・別定

3歳牡馬キメラヴェリテが出走するならハナはこの馬で確定、出走回避だと難しいが恐らく、サトノフェイバー、ブラックスピネル辺りか。

通年はペースにもよるが、それほど極限のトップスピードを求められず、内回りらしいロンスパ展開が多く、上がり3Fは最速でも34秒台。

1枠1番パフォーマプロミス牡8 福永祐一56.0kg

怪我で長期離脱からの復帰戦ということで、馬齢もあり人気が落ちているのだとは思うが、怪我前の戦績は中距離GII級レベル。

1枠2番トリコロールブルー牡6 和田竜二56.0kg

2018年の鳴尾記念とチャレンジカップの違いの一つはメンバーレベル、もう一つはペースで前者は平均、後者はスロー。

大きくはこの2つが明暗を分けたように思う。

2走前のオクトーバーSのように、広く直線長いワンターンコースの方が、直線での加減速は器用なため合っているのでは。

少なくとも内回りで好走するには、今走のメンバーレベルなら先行必須だと思うが、スタートは速くない。

2枠3番アドマイヤジャスタ牡4 西村淳也56.0kg

前走は雨で重馬場、ワンターン、その前は距離の問題ということで目をつむる。

その前の中日新聞杯は直線で前が壁ではあったが、前のラストドラフトに前が空いてから突き放されてしまった。

血統的にも先行粘り込みでないと、後方からでは末脚に劣るが、スタートやテンは良くない。

2枠4番テリトーリアル牡6 藤岡康太56.0kg

2走前の小倉大賞典、3走前の中山金杯共に3列目の内を器用に回しての競馬で小回りは問題にせず、ただし4走前のチャレンジCのような高速馬場は厳しい。

前走は直線12.1 – 11.4の加速部で置いていかれはしたが、ラストまでジリジリ。

やはりスピードを求められると厳しいので先行必須、あとは当日の馬場状況次第。

3枠5番ブラックスピネル セ7 松若風馬56.0kg

前走の新潟大賞典はスタートは良かったが、内の2頭が前を取って自身は3番手の外の位置で、結果的に2kg軽いハンデの先行馬2頭に突き離された。

その前の中山金杯は逃げる形にはなったが、勝った番手のトリオンフに常にマークされ、道中それほどペースが緩まずロンスパ出し抜きに近い形で苦しむ。

やはり2着だった昨年の鳴尾記念のような、楽逃げで遅すぎないペースからの内回り3F勝負出し抜きの形が一番チャンスあり。

近走は番手より後ろでは結果が伴っていないが、チャレンジCは超スローでキレ負け、七夕賞は逆にハイペースでハンデも重く前潰れと言い訳はきく。

3枠6番キメラヴェリテ牡3 岩田望来52.0kg

2走前の若葉Sは前が止まらない馬場に単騎楽逃げのスロー、自身上がり3Fが11.5 – 11.5 – 12.0なのでトップスピードは無いが、持続力もそこまで高くはない。

スタートやテンが良い方では実はなく、前走の皐月賞も同じく鞭で促されて前へ行く形。

共に60秒をやや切るペースでの逃げだが、前走は勝ち時計が2分7秒と明らかにオーバーペース、直線も伸びの悪い最内。

今走も出走するならハナを取ると思うので、当日の時計次第ではやはり単騎逃げで前残りを考えても良い。

4枠7番ラヴズオンリーユー牝4 デムーロ54.0kg

前走のヴィクトリアマイルは明らかに距離が短くて、その前のエリザベス女王杯でも同じだが、そもそもスパッとキレるタイプでは無いし度外視。

元々間隔を空けてでしか使えてなかった馬が、中2週でこの若干場違いなGIIIをわざわざ使うというのは、調子が良いのだろう。

コース的にも阪神内回りなら瞬発力勝負に寄り過ぎなくて良いし、それでも人気を吸ってしまうので妙味が無さすぎて、やはり「見」が一番。

4枠8番レッドジェニアル牡4 酒井学56.0kg

前走の大阪杯昨年の神戸新聞杯は基本的にキレ負け、菊花賞は流石に距離が長かったとは思う。

やはりダービー馬ロジャーバローズを破った京都新聞杯が強く、基本的には中距離のロンスパに強いタイプ。

懸念はスタートが良くないこと、もし前有利の展開や馬場になれば、トップスピードで劣るこの馬では物理的に差しきれない。

5枠9番サトノフェイバー牡5 古川吉洋56.0kg

3走前の逃げた大阪城Sは、前後4Fで47.6−11.9−47.4と平均ペースの3F戦、馬場は稍重でタフなレース展開に仕向けた。

直線向いてから番手の勝ち馬レッドガランと共に後ろを離して粘り込みを図るも、ラスト1Fの上り坂で差しを許した。

レースラップでラスト3Fは11.4 – 11.5 – 12.6、ラスト1F地点でほぼ差は無かったので、自身はラスト12.8秒まで減速している。

5枠10番サイモンラムセス牡10 川須栄彦56.0kg

前走の大阪城Sはスタートが微妙で番手、外枠で終始外を回されたとはいえ、先行有利の馬場や展開でやれなさすぎた。

6枠11番ジェシー牡5 坂井瑠星56.0kg

2走前の大阪城Sは逃げたサトノフェイバーと同じようなコースを走っていてどんどん沈んでいってしまった。

ダートから芝のツーターンに戻って上積みがあったとしても。

6枠12番ドミナートゥス牡5 松山弘平56.0kg

2走前の東京2000は長期離脱明けのレースのせいか、東京の直線にある上り坂から厳しくなった。

離脱直前の東京1800のレースでは、超スローでさらに上がりの速い3F戦で32.7秒を出しているので、やはり状態面の問題か。

そこから叩き2戦目の前走は福島の重馬場で超タフなラップを先行し、3コーナー辺りから仕掛けながら2着。

もしかしたら速いスピードは一瞬しか保たないようになってしまった可能性はあるので、抑えるかどうかは人気次第。

7枠13番レッドガラン牡5 北村友一56.0kg

2走前の大阪城Sでは、逃げたサトノフェイバーの平均ペースに番手で追走、直線で共に抜け出すと、ラスト1Fで落ちてきたサトノフェイバーを差し切り。

最後方からの追い込み馬2頭の上がりを抜くと、上がり3Fは4番目に速いが、レース当日は稍重馬場で全体的に前有利の傾向は強かった。

前走の新潟大賞典は対照的にスタート後あまり出ず後方から、ラスト4F戦でレースラップが11.5 – 11.2 – 11.4 – 12.8と仕掛けが早く馬場もタフ目。

それでも上がりは勝ち馬ど同等の時計を出しているので、2000は問題にならないが、血統的に後ろから差すのであれば、3走前のような高速馬場での3F戦の方が合っている。

あるいは先行出し抜き、前走と2走前を比較すると後者の方が可能性を感じるものの、今走は先行馬が多め。

7枠14番アメリカズカップ牡6 幸英明56.0kg

過去の戦績から京都巧者、血統的にもトビが大きいので下り坂から徐々に加速する4F戦が向いているのだろう。

2走前の京都記念や、前走は直線で12.1 – 11.4の加速を求められたので目をつむっても良い。

阪神内回りは外回りほど瞬発力勝負に寄らないので展開は向く可能性が高いものの、明らかに平坦巧者、急坂替わりはマイナス。

8枠15番エアウィンザー牡6 川田将雅56.0kg

前走の新潟大賞典は、スタートそこそこに隊列五分の内の位置取り、仕掛けの早い展開で上がりのかかるタフなレース、最重量ハンデもあり全く良いところなし。

骨折休み明けで状態も良くなかったとは思うし、一昨年のチャレンジカップや昨年の大阪杯と阪神2000は相性が良さそうに見える。

速い馬場の方が強いのは分かりやすいので、あとは状態がどの程度戻っているか次第だが、前走からの間隔が狭くどこまで上積みがあるだろうか。

8枠16番サトノルークス牡4 武豊56.0kg

前走の菊花賞から半年以上間隔が空いてこのレース、その間にワールドプレミアこそ有馬記念3着だが、3着馬ヴェロックスを筆頭にその他の馬は苦戦中。

その前のセントライト記念でも結果は出しているが同世代が相手、このレースでは馬群に包まれて追い出しは遅れたが、内枠を最大限に活かしてラストまで伸ばした。

クラシック前のすみれSこそ阪神の高速馬場で10.9を出しているが超スローでのもの、しかもラスト1Fは2200とはいえ12.1は落ちすぎか。

11秒半ば以上のラップを連続して踏むロンスパ性能には勿論長けているとは思うので、阪神の馬場次第にはなるが、展開次第では2000はちょっと短いイメージ。


今走は6キメラヴェリテがハナ、番手で内から5ブラックスピネル、外から9サトノフェイバーや10サイモンラムセス辺り、場合によっては4テリトーリアルも。

天気は問題なく高速馬場、先行勢が多めなので多少ペースが流れたとして、仮に1分58秒の決着なら前半59秒で平均。

キメラヴェリテはそれほど飛ばしていくタイプでは無いと思うので、それでも内のブラックスピネルはそれをマーク、あるいは突いていくかも。

やや縦長になったとしたら、後ろはまくりに来るだろうが、サトノフェイバーやサイモンラムセスは当てにならないので、差し勢は距離ロスが大きくなりそう。

先行馬はそれらより前を取りたい所、取れるならやはり外の枠、12ドミナートゥスや14アメリカズカップ辺りか。

どちらにせよ、そうなるとブラックスピネルは馬場も相まって展開がかなり向きそう。

キメラヴェリテは斤量的にも魅力でハナを取れるなら良さそうだが、一方でドミナートゥスも悪くはないが実績に対して過大人気気味か。

勿論人気のラヴズオンリーユーやエアウィンザーは鞍上の判断で前に出てくる可能性はあり、特にエアウィンザーは過小評価気味。

外枠で鞍上川田ならある程度前の位置にポジションは取れるだろうし、前走より馬場は軽く斤量も減り、叩き2戦目でこの人気。

複勝見ても、キメラヴェリテやドミナートゥスとあまり変わらないのなら、本命はエアウィンザーで良いだろう。

◎15エアウィンザー

▲6キメラヴェリテ

△12ドミナートゥス

☆5ブラックスピネル

消13レッドガラン

◎複勝とワイド◎一頭軸流しの計4点。

レース振り返り

◎15エアウィンザー、▲6キメラヴェリテはスタート出遅れで終了した。

レースラップが12.2 – 11.0 – 12.8 – 12.2 – 11.8 – 12.2 – 11.6 – 11.7 – 12.1 – 12.5、前後5Fで60.0−60.1と平均ながら勝ち時計が約2分なので、馬場が思ったよりは軽くなかった。

しかもアップダウンのある展開でやや差し有利、開幕週なので内有利。

☆5ブラックスピネルはスタート良く番手、しかしこの馬にとって道中のペースが速すぎた。

4コーナーで既に苦しく結果は殿。

△12ドミナートゥスは終始外々を回され明らかに厳しい競馬、4コーナーでも一番外を回して振られすぎては。

しかも先行出来ていないので致し方なし。

ただキメラヴェリテもだが、この2頭は流石に人気過剰だったか。

エアウィンザーは直線手応えが無さすぎて、もうピークを超えてしまったのだろうか。

久々の出走でも勝った1パフォーマプロミスは終始最内を回せた事が大きい。

一方で7ラヴズオンリーユーは外を回されており、ラストは首の上げ下げの差。

3着の8レッドジェニアルも出遅れたが最後方の最内でじっと脚を溜めて直線もイン差し。

4着が引退レースのサイモンラムセスだったことを考えても、このレース自体はレベルが低かったように思う。

ラヴズオンリーユーも本調子ではなかった様子。

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