2020/5/17 GI ヴィクトリアマイル

東京1600m芝・4歳以上牝馬・定量

土曜にそこそこ雨が降っても、日曜は晴れるため恐らく良馬場、昨年まではいかないにせよ高速馬場だろう。

先週のNHKマイルCは前後4Fで46.0−46.5とマイルGIにしてはスローで前有利な展開および馬場だった。

そのペースの鍵を握る逃げ馬候補は内からセラピア、トロワゼトワル、コントラチェックで、どの馬が逃げるにせよ、それなりにペースは流れるだろう。

しかも今週からBコース替わりでさらに内先行有利の馬場なら、前後4Fで46.0−46.0でも遅いくらい、恐らく45.5−46.0程度まで引き上がるだろう。

アーモンドアイ基準で考えれば、まずアーモンドアイより後ろの馬はアーモンドアイ以上の末脚を求められるので無い。

またアーモンドアイより外の馬は、1列か2列前程度では差されてしまうだろう。

よって今走狙うべきは、アーモンドアイより内枠で前を位置取り出来る馬か、外枠で逃げか番手の位置取り出来る馬。

1枠1番ラヴズオンリーユー牝4 デムーロ55.0kg

前走のエリザベス女王杯では意外にスタートが良く、離れて逃げたクロコスミアに対して番手の位置取りではあった。

ある程度前が引っ張ってくれれば、加速に手間取ることも無く案外展開的には向くタイプ。

まあポジションに関しては、エリザベス女王杯でテンの2Fが24.3、例えば想定ラップが一番近い2015年ヴィクトリアマイルが23.1なので1.2秒=6馬身遅い。

1枠2番ビーチサンバ牝4 福永祐一55.0kg

昨年のローズS秋華賞では番手以上の位置取りも、2走前の京都牝馬Sは久々の距離短縮もあったか出遅れ。

前走の阪神牝馬Sもスタートは微妙、結局中途半端な位置取りになって、4コーナーでは確かにややごちゃつくも、前は捉えられない程度の末脚に留まった。

幸い近くにテンの速い馬が少ないので、思い切って前の位置を取り、コーナーでは内枠を活かしてロス無く立ち回りたい。

少なくとも3列目の内を取りたい、それより後ろでは末脚が足らない。

2枠3番シャドウディーヴァ牝4 池添謙一55.0kg

昨年のローズSでは先行したが、レコード決着の高速馬場にキレ負けした一方で、その後の秋華賞では稍重の京都でも差してそれでも4着。

スタートも速くないのでマイルでは後ろからになるだろう。

2枠4番シゲルピンクダイヤ牝4 和田竜二55.0kg

シャドウディーヴァ同様、昨年のローズSでは先行したがイマイチ突き抜けられなかった一方で、一転秋華賞では稍重の京都で差して3着。

古馬相手の重賞では、中団の位置からでは上がりが出せていないレースが続いており、今走も後ろからが基本になるだろう。

3枠5番プリモシーン牝5 レーン55.0kg

今年は昨年より内枠で、自身より内に前に行けそうな馬が少ないので、昨年よりは前の位置を取れそう。

昨年のダービー卿CTは好走して、前走のダービー卿CTは凡走したのは、やはり時計が速い方が走るということ。

ここ2戦は牡馬相手に56kgを背負っていて、斤量が1kg軽くなるのもプラス、気になるのは叩き3戦目がギリギリかなくらい。

3枠6番トーセンブレス牝5 大野拓弥55.0kg

基本的には後ろからになるだろう。

4枠7番ダノンファンタジー牝4 川田将雅55.0kg

元来スタートは良いタイプ、というより掛かってしまうタイプと言うべきか、少なくとも自身より内の馬の中では一番前を取れそう。

また前走の阪神牝馬Sは馬体重+22kgで秋華賞以来の久々のせいか、あまり直線の伸びが感じられなかった。

ビーチサンバよりは上積みに期待できるし、それと同じかさらに1列前を取れれば期待できるので、人気が落ちる今走は抑えても良い。

5枠9番セラピア牝4 田辺裕信55.0kg

逃げ馬候補の中では一番内の枠に入ったが、前走番手でも3勝クラスで良い勝ちっぷりだったので、ハナには拘る必要がない。

2走前の1400ではテンの3Fが33.7秒でもハナを取れているので、十中八九ハナか番手の内を取れるとして問題は馬の実力。

前走は斤量53kgのハンデもあり一気に相手のレベルが上がる中で、単勝一桁人気の勢いは人気のしすぎでは。

抑えるとしたらやはり二桁人気まで落ちた時だろう。

5枠10番メジェールスー牝5 岡田祥嗣55.0kg

前走の阪神牝馬Sではラスト失速しているように、1200から長くて1400。

6枠11番サトノガーネット牝5 吉田豊55.0kg

十中八九後ろからになるし、そもそもマイルは忙しいので、外を回して厳しかったにしろ、前走の阪神牝馬Sのように末脚を発揮できない。

6枠12番アーモンドアイ牝5 ルメール55.0kg

マイルではスタートが不安、昨年の安田記念のように高速馬場での末脚は凄まじいのは確か。

7枠13番トロワゼトワル牝5 三浦皇成55.0kg

前走の阪神牝馬Sは内のディメンシオンと比べて出負けするも、その前のターコイズSよりはマシだった。

それにしても2走前の行き脚がコントラチェックと比較しても全くで、可能性として斤量の問題はあったかもしれない。

昨年のオータムHのようにとにかく飛ばしてナンボといった所で、コントラチェックよりは内の枠に入ったのは良かったが、さらに内のセラピア次第か。

7枠14番スカーレットカラー牝5 石橋脩55.0kg

前走の阪神牝馬Sの末脚は凄まじく、展開的には前有利で向いてなかった中で馬群の中を追い込んできたのは評価出来る。

2200以上のGIを除けば1600〜2000の距離の重賞で安定した末脚で馬券内を外していない。

ただ残念ながらアーモンドアイより外枠で後ろとなると、今走の狙いたい馬には入らない。

7枠15番アルーシャ牝5 北村宏司55.0kg

必ずしも後ろからにはならない可能性もあるが、近走はスタートが悪い。

仮に先行出来たとして枠的にも力量的にも厳しい。

8枠16番ノームコア牝5 横山典弘55.0kg

昨年の優勝馬だが、昨年よりも枠が外なのでプリモシーンとの比較では位置取り的には厳しくなる。

鞍上的には思い切って前に出す可能性は高いので、3列目外の位置取りが良さそうだが、内枠の馬の動向次第では、ラチ沿いから3頭分外を回される可能性も。

昨年の富士Sのような競馬では流石に今走は厳しいので、コントラチェックの後ろに付いていくくらいの思い切りがほしい。

8枠17番コントラチェック牝4 武豊55.0kg

今の東京の馬場的には一番面白そうな馬だっただけに、この枠は気になるのは当然だが、ターコイズSでも秋華賞でも外枠で前には行けている。

一見ハナが絶対のように思えるが、前走の中山牝馬Sは大雪の不良馬場で度外視できるし、秋華賞やオークスは距離が長い。

トロワゼトワルのようなスピード押せ押せとは違い、ターコイズSのようにハイで逃げつつもさらに一脚が使えるタイプなので、東京マイルの適正はありそう。

トロワゼトワルを行かせて単独の番手が一番良い位置取り。

8枠18番サウンドキアラ牝5 松山弘平55.0kg

目下重賞3連勝と波に乗っている馬だが、枠と馬場が理想的だった。

一転して今走は大外枠が厳しく、先行してどの位置を確保できるか次第、とにかくコーナーを外々で回されると流石に厳しい。

昨年のヴィクトリアマイルは後ろに控えて失敗した。


思いっきり外差しが効くような馬場ではなく、内も展開次第では全然残る馬場なので、内目前目の馬を選択。

セラピアの出走取消を受けてハナを取れる率が高まったコントラチェックも抑えておく。

◎5プリモシーン

▲7ダノンファンタジー

△2ビーチサンバ

△17コントラチェック

消18サウンドキアラ

◎複勝とワイド◎一頭軸流しの計4点。

レース振り返り

アーモンドアイが素晴らしいスタート、位置取り、直線の切れ味を見せて、余裕の勝ち時計1:30.6は昨年のレコードに0.1秒差まで迫るほどの完勝。

そこは何も言うことは無く、結局は前残りの展開だったわけで、どの馬が前を取れるかの選択を大きく間違えた結果だと捉えている。

◎5プリモシーンや△2ビーチサンバ含め内枠の各馬のスタートが悪かった一方で、アーモンドアイやサウンドキアラ、△17コントラチェックら外枠の各馬はスタートが良かった。

トロワゼトワルもスタートそしてテンが良くハナを取りコントラチェックは結局番手。

▲7ダノンファンタジー含め印を付けた馬が全てアーモンドアイよりも後ろの位置取りで落ち着いてしまった。

逆にアーモンドアイの前の単独3番手の位置を取れたサウンドキアラや、直後のノームコアは想定よりも外を回されずに済んだ。

プリモシーンやビーチサンバはそのノームコアよりも後ろにいる時点でアウト。

しかも前の馬が内を空けずにコーナー回ったことでむしろ外を回されるハメに。

展開の読みを完全に外してしまった。

ペース自体は前後4Fで45.6−45.0だが、これはアーモンドアイが突き抜けているので、3番手のサウンドキアラで見てみるとおよそ46.2−45.1でややスロー。

ただしラスト4F地点で11.1秒と速いので高速馬場の4F戦に近い。

この適正面で言えば、昨年アエロリットがかなりのハイペースで逃げる展開を追走して勝ちきったノームコアは当然持ち合わせている適正。

トロワゼトワルも斤量のハンデはあったが、オータムHでレコードを出しているように得意な形、とはいえ予想以上に好勝負を演じた。

一方で番手のコントラチェックは改めて戦績を見るに、直線の短い中山マイルでの実績からも、東京適正は高くは無かったということだろう。

トロワゼトワルを除き3〜13着馬の上がり3Fが33.2〜33.5秒のため、ほとんどは高速馬場適性をある程度持っていただろうが、展開に泣いた。

ほとんど4コーナーでの位置取りの差だが、多少の逆転が見受けられ、そこは馬場やコース適正面の差や内外、あるいはコーナー損の差が出たのだろう。

スカーレットカラーは時計的には前走よりも速いので、恐らくタフな馬場で前が落ちてきた所をズバッと外差しするタイプなのだろう。

サウンドキアラは松山騎手の好騎乗、あの位置を取れたのは大きいし、馬自体も調子が良いのだろう、重賞3連勝は恵まれた面もあったと思うが実力でもあったということ。

ともかく今週は先行馬を狙ったはずが先行できずのパターンで終わった。

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