2020/4/19 GI 皐月賞

中山2000m芝・2歳牡牝・定量

今週は金曜から土曜にかけて雨、3回中山最終週ということもあってそこそこタフな馬場、稍重まであると見て予想していく。

1枠1番コントレイル牡3 福永祐一57.0kg

前走のホープフルSはよくよく見ると、ヴェルトライゼンデとワーケアとの差は明らかに道中の位置取りの差で、綺麗に隊列の中を縦に並んでいたし上がり時計はほぼ同じ。

ワーケアは皐月賞回避でダービーへ向かったように、距離的な問題もあっただろうし、スタートしばらくして馬群に挟まれそうになり、後ろになった。

ヴェルトライゼンデとの位置取りの差は枠の差であり、枠には注目。

今走はホープフルSから直行と昨年のサートゥルナーリアと同じローテだが、馬体重が460kg台で斤量55→57kgは不安ではある。

1枠2番レクセランス牡3 北村友一57.0kg

負かしてきた相手がいわゆる重賞より一つ下のレベル帯で活躍している馬で、昨年若葉Sのリステッドから来たヴェロックスとはわけが違う。

2枠3番コルテジア牡3 松山弘平57.0kg

血統的には距離延長をこなす可能性はあるが、前走のきさらぎ賞が典型的な前哨戦展開で、位置取りの差で勝った競馬、相手も弱い。

ハナとまではいかずも先行して後続の脚を削りつつ粘り込む競馬が、急坂の中山に変わっても出来るかどうか。

そもそも前走や2走前の大穴を当てられなかった後追いで、穴人気するなら今走は無し。

2枠4番テンピン牡3 中井裕二57.0kg

新馬戦で負かした相手は特にその後勝ち上がっているわけでもなし。

3枠5番サトノフラッグ牡3 ルメール57.0kg

前走の弥生賞は後ろに控えて3コーナーから大外マクル競馬、とはいえその地点でのラップが12.5秒なのでそこまで厳しくはない流れ。

ワーケアは明らかに仕掛け遅れ、オーソリティは逆に持続力不足を露呈したわけだが、その後ろにいたブラックホールと上がりがほぼ同じ事から展開は向いた。

コントレイルよりはタフな馬場が向いている点で優位だが、先行力という点では過去戦績的には劣る。

3枠6番ディープボンド牡3 横山典弘57.0kg

2走前のレクセランスやアメリカンシードとの比較で全く動けていないのが気になる。

4枠7番サリオス牡3 レーン57.0kg

前走の朝日杯FSはグランレイや本来はダート馬のタガノビューティーら穴馬が突っ込んでしまうハイペースな差し決着の中、先行しながらそのまま勝ちきった。

ただしホープフルS組のコントレイル、ヴェルトライゼンデ、ワーケア、オーソリティなどに比べて相手メンバーが劣るのは確か。

2着のタイセイビジョンはサリオスと比べて外を回されている差もあり、この馬が前日のアーリントンカップでどこまで走れるかは注目。

先行力という点では他の人気馬に勝るし馬格はあるので斤量は問題ないだろうが、逆に馬格がありすぎて距離に不安を残す。

4枠8番ウインカーネリアン牡3 田辺裕信57.0kg

自分の競馬をするならハナか番手、キレ負けしないために前走のような5F戦のようなペースで後続の脚を削りつつ、自身はぎりぎりまで脚を溜めたい。

小回りコースの適正はあると思うが、過去サトノフラッグやオーソリティ、ワーケアなど実力馬との差は歴然。

5枠9番ブラックホール牡3 石川裕紀人57.0kg

前走の弥生賞はサトノフラッグ同様に後ろで脚を溜めての競馬、それでも勝ちに行って甘くなったオーソリティを差しきれず。

血統的には急坂よりも平坦コース、一方でタフな馬場は歓迎なので、より馬場が悪くなればプラス。

5枠10番アメリカンシード牡3 丸山元気57.0kg

前走はアドマイヤビルゴにキレ負けし、3走前は完全に抜け出すもレクセランスに差されるなど、総合的な力はあるがイマイチ爆発もしないタイプか。

それも重賞より下のレベルでの話。

6枠11番クリスタルブラック牡3 吉田豊57.0kg

前走の京成杯は一見大外回して大味な競馬はしているように見えるが、実際は前半かかる馬を抑えて後方に控えてロス無く内を回しており、4コーナーのみ大外を回している。

同じ競馬でリメンバーメモリーも上がりを出せているし、ラストのラップは12.6秒とバテ差し、対して2着のスカイグルーヴは常に外を回した番手だった。

新馬戦含めスタートが悪く最内枠に救われているし、緩い流れでの差しの経験しかなく、中山やタフな馬場に適正はあっても上位の馬を差しきれるのか。

6枠12番マイラプソディ牡3 武豊57.0kg

前走の共同通信杯はまさかの4着だったが敗因は何点か考えられる。

休み明けからの斤量+2kgの厳しさ、ストライド走法なのでギアチェンジの反応はいまいちな為展開的に置いていかれた、そもそも距離がやや短いなど。

血統的にもいわゆるハーツクライ産駒特有の晩成型中距離馬のイメージで良く、狙いはここよりもダービー。

京都2歳Sでは上がり4Fの個別ラップで11.9−11.9−11.6−12.4とミヤマザクラ相手に突き抜けたとはいえ、急坂のある中山ではまた別の話か。

7枠13番ダーリントンホール牡3 デムーロ57.0kg

前走の共同通信杯は前半がゆるく1000mの通過タイムは63.2秒、そこから仕掛けて上がり最速はラスト3F地点でそこから11.2 – 11.4 – 11.7。

馬場も稍重でギアチェンジも求められつつ持続力も必要なレースで、ダーリントンホールにとっては展開は向いた形。

元々札幌2歳Sで馬群を上手く捌いているように、小箱の方が適正的には向いているので中山替わりはプラス。

7枠14番キメラヴェリテ牡3 藤岡康太57.0kg

ダートから芝替わり1戦目の前走はハナを取って単騎逃げ、阪神の高速馬場を自身は59.9−59.0と見事逃げ切って、しかしアドマイヤビルゴにはあっさり差されてしまった。

ここでもハナを取って逃げに出るとして、前走ほど馬場や展開に恵まれなければ厳しいだろう。

7枠15番ラインベック牡3 岩田康誠57.0kg

2走前のホープフルSは自身でほぼ平均ペース、ラスト3F地点で正直きつそうだったが、オーソリティには差しを許さないまで粘ったのは評価できる。

前走も4コーナー地点で勝ち馬ケヴィン比較でも厳しそうな中、何だかんだ沈まずに残る粘り強さは感じる。

ただそこからの伸びしろ、あるいはコントレイルやヴェルトライゼンデ、サトノフラッグ辺りを逆転するには、相当ハマらないと厳しい。

ラストまで粘着する底力はあるので、高速馬場のマイル路線の方が面白そう。

8枠16番ガロアクリーク牡3 ヒューイットソン57.0kg

前走のスプリングSは前哨戦らしい超スローの上がり3F勝負となり、自身が得意とする瞬発力勝負となったことが大きい。

そもそもキンシャサノキセキの仔、ホープフルSでもあの流れでは4コーナー手前から厳しかったように2000mは距離が長い。

8枠17番ヴェルトライゼンデ牡3 池添謙一57.0kg

前走のスプリングCは上がり3Fという苦手な展開になっただけで、血統的にも本来はタフな馬場での持続力を活かすタイプ。

今週雨が振り、ホープフルSよりもタフな馬場、流れる展開、コントレイルより前あるいはマーク出来る位置さえ取れれば十分にチャンスはある。

8枠18番ビターエンダー牡3 津村明秀57.0kg

前走の共同通信杯は直線での加速が期待できるので推したが、結果その通りになり予想以上に持続力を見せた。

2走前の京成杯は確かに加速地点で前が詰まって脚を余した形になっているし、そもそも後ろからでは分が悪く、外枠だったことも大きい。

血統的には重馬場は歓迎なので、枠次第では抑えても良い。


土曜時点では雨が降って不良馬場、中山グランドジャンプ見てもかなり芝は荒れている。

だがしかしすでに雨は上がり、日曜は朝から晴れ予報。

レースごとに内から芝が乾き、それでも直線では外を走らせようとする馬も多ければ、差し馬は内をロス無く回せればかなり有利。

逆に各馬が内に殺到すればスムーズに追い出せる外差しが有利に。

とりあえず逃げ候補はキメラヴェリテかウインカーネリアン辺り、その後ろには持続力を持ち味に出来る展開にしたいビターエンダー、ヴェルトライゼンデ。

逆に緩い流れから極限まで仕掛けを待ちたい先行勢はラインベックやコルテジア辺り。

ただビターエンダーやヴェルトライゼンデらにしてみれば、それではコントレイルを逆転は厳しい。

またダーリントンホールやマイラプソディなど向こう正面で仕掛けを早めそうな馬もいるので、前半は緩い可能性はあるが後半は中山らしいロンスパの展開になる可能性は高い。

最内のコントレイルはその地点で流れに乗れないと流石に厳しく、それはサトノフラッグも然り。

あとは当日の馬場や時計次第、ロンスパ展開とはいえスピードも求められる馬場まで回復すると、コントレイルやサリオス辺りが普通に台頭してきそう。

どちらにせよ、ヴェルトライゼンデは非凡なものを持っていると思うし、それほど人気していないなら本命で。

となると相対的にコントレイルは消しまではないが、不安要素もある中でこの人気では抑えづらい。

先行力という意味ではサリオスに軍配だが、サトノフラッグの前走をどこまで評価するかは微妙。

やはりここは適正面を重視してサリオス消しが妥当か。

穴としては器用なダーリントンホール辺りを狙いたい。

となると、同じローテのビターエンダーは評価すべきで、大穴で抑える。

◎17ヴェルトライゼンデ

▲13ダーリントンホール

☆18ビターエンダー

消7サリオス

◎複勝とワイド◎一頭軸流しの計3点。

レース振り返り

ホープフルS並に時計がかかる馬場で考えていたが、予想よりも馬場の回復が早く、外差しなら11.5秒までのスピードは求められた。

もう一つ誤算はスパート前のラスト5F地点でラップが12.9秒と緩んだこと。

外め後ろの馬は、その地点から脚をあまり使うこと無く徐々に前との差を詰め、その勢いで外をマクルように進出できた。

一方で内を回した馬は前がやや詰まり、事実3・4コーナーではほとんどが通過順を落としており、自力での加速が求められた。

番手の8ウインカーネリアンは結果的に、後ろの仕掛けをギリギリまで待って脚を溜めることができた。

その後ろにいた7サリオスは、内をロス無く回しながら前のスペースは確保、ウインカーネリアンの空けたスペースを付いた箇所の反応も良かった。

ラストの直線では外に進路を求めた辺り、恐らく内の馬場はあまり良くはなかっただけに、安牌を求めすぎた感はあるかもしれない。

そのサリオスに蓋をされるような形になり、そこまで反応が良いとは言えない◎17ヴェルトライゼンデにとっては厳しい展開に。

それでも同じく内を付いた3コルテジアに差されてしまったのは案外だった。

☆18ビターエンダーは4コーナー辺りで厳しく、コーナーより直線での加速の方が向いているのだろう。

▲13ダーリントンホールは位置取りが後ろ過ぎて、4コーナーでは大外をかなりロスさせられた。

流石にそれよりは内を立ち回って上手く追い出しのできた16ガロアクリークには届かずも、ラストまでよくジリジリ伸びてきた。

5サトノフラッグは1コントレイルに抜かれてから全く追えなかったが、そこから失速もせず5着、上位2頭には完敗も、という結果。

そのコントレイルは道中の位置取りが予想以上に後ろで疑問だったが、逆に脚を溜められて、4コーナーでの速さには驚いた。

そこで距離的なロスをかなりしており、それでもサトノフラッグらを悠々抜かしてみせた。

結果的に斤量はなんの問題もなし、サリオスは出し切ってはいないだろうが他の馬らとは力の差を見せつけたレースになった。

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