2020/3/15 GII フィリーズレビュー

阪神1400m芝・3歳牝

桜花賞トライアル。

コーナーから緩やかな下りで、内回りだがコーナー中盤はカーブが緩いので、そこから仕掛けが入る3F戦になりやすい。

ラストに急坂が待ち構えているので、長く良い脚を使うタイプが台頭。

イメージはどちらかと言えば1600−1Fと言った所。

1枠1番カリオストロ牝3 松山弘平54.0kg

阪神1400で2戦2勝と相性の良さが目立つが、恐らくスタートして加減速なしにそのままゴールへなだれ込む展開が向いているのだろう。

2走前の京都1400ではどうしても3コーナー手間でペースがやや落ち着くし、直線等の走り方がぎこちなかった。

適正面では申し分ないが、もしかしたら馬群の中に包まれるのを嫌がるタイプの可能性もあるので、外目の枠が良い。

1枠2番パフェムリ牝3 西村淳也54.0kg

函館2歳Sから久々の出走になるが、そのレースで先着されたビアンフェ、タイセイビジョン、プリンスリターンはその後順調に戦績を残している。

結構レベルの高いレースで直線無理やり内に斜行して4着と、器用な所を見せてきた。

久々で人気がかなり落ちると思うので、成長分も期待して大穴で狙っても面白い。

2枠3番フェアレストアイル牝3 坂井瑠星54.0kg

前走はゲートで立ち上がるような感じになって、しかもタフな京都の馬場の外回りといろいろと噛み合わないレースだった。

新馬戦も2走前の1勝クラスのレースも、瞬発力はないが11.5秒程度の脚を持続するのに長けている馬。

ワンペースな展開をすんなり先行できればだが、今の所あまりゲートが良いとは言えない。

2枠4番メルテッドハニー牝3 斎藤新54.0kg

過去2戦あった雨の日に好走しているが、そうでないレースではアヌラーダプラやペコリーノロマーノ、ラインベックらに完敗。

1400では距離も長く厳しいか。

3枠5番エーポス牝3 岩田康誠54.0kg

2走前の1勝クラスでは最速地点でキレ負け、良い脚一瞬タイプなので前走のように番手で抜け出す競馬が合っている。

前走は京都でテンの3Fが34.7秒とやや速く、外差しの決まる馬場や展開の中でよく粘ったとは思うので、1400への距離短縮で先行できれば。

3枠6番ナイントゥファイブ牝3 松田大作54.0kg

勝ち上がった未勝利戦の日はレシステンシアがレコード勝ちした阪神JFと同日なので超高速馬場ではあったが、番手からほぼ平均ペースで2着馬と接戦。

2着馬は未勝利戦で毎度好走するもなかなか勝ち上がれなかった馬だが、負けた相手はそこそこ強い馬も多い。

前走は1600で前半控えたが脚はあまり溜まらず爆発的な末脚は無かったが、急坂で失速するほどでも無く持続出来ていたので、1400への距離短縮はプラス。

4枠7番ヤマカツマーメイド牝3 池添謙一54.0kg

どのレースも今ひとつワンパンチ足りない感じはするが、脚を溜めて末脚爆発タイプではなく、淀みないペースでの一脚タイプ。

どちらにせよ、前走の阪神JFその前のファンタジーSも負けた相手は今年に入り重賞で活躍している馬ばかり。

今走のメンバーなら戦績的には上位評価、大外枠を引いたり極端なスロー展開にならなければ馬券内は堅い。

4枠8番ソーユーフォリア牝3 浜中俊54.0kg

新馬戦も未勝利戦も東京のスローからの単純な3F戦とは言え、33秒台の上がりを使えているのでスピードはある。

2走前の1勝クラスではフェアレストアイルの後ろを付く形だったが、前の壁が詰まり追い出しが遅れた。

前走のフェアリーSは内枠を活かして先行出し抜きを狙ってラスト1F落ちたのは、距離が要因と見ていいだろう。

5枠9番クーファイザナミ牝3 シュタルケ54.0kg

前走は最速ラップ11.6秒で仕掛けを他よりも最後まで我慢できた展開で上がりを使えた一方で、2走前は最速ラップ11.4秒に仕掛けも早くマテンロウディーバに差された。

前走スローで掛かり気味、直線の長い京都外回りから阪神内回りへの舞台転換はプラス、ただミズリーナ同様前半遅いレースばかりで持ち時計が不安。

5枠10番ヴァラークラウン牝3 古川吉洋54.0kg

前走は相手が弱くしかも楽に逃げられてペースを作れたし、未勝利戦も似たような展開。

今走は先行勢がそこそこ多く厳しい流れになり、かつ距離延長の不安がある。

6枠11番ケープコッド牝3 デムーロ54.0kg

前走の中山が典型で良い脚を長く使うタイプだが、ファンタジーSではインをついたせいか伸びはイマイチ。

恐らく先頭との差が大きかったことが要因で、そういう意味で前走は前に空きもあり展開がハマった。

そこから+1Fと考えると、出来れば番手辺りに取り付きたい所。

6枠12番ルーチェデラヴィタ牝3 幸英明54.0kg

テンの3Fが36秒以上の緩いレース経験ばかりだったので、前走の阪神JFは追走でいっぱいいっぱいだった。

長く良い脚を使うタイプではないこの馬にとって、先行必須だがスタートは良くないし、阪神内回りという舞台も合わない。

7枠13番ミズリーナ牝3 武豊54.0kg

前走はスタートがよく見えるが他の馬のテンが遅かった、好位内に控えて直線も内をついたが、外差し有利の馬場で内でそこそこ粘れた。

過去3走の全てがテンの3Fが36秒以上と遅いレース、時計がかかるとはいえ持ち時計に流石に不安があり、追走で脚を使ってしまう可能性。

7枠14番アヌラーダプラ牝3 三浦皇成54.0kg

前走のフェアリーSも新馬戦も共に中山コースだったが、特に前走は先行馬を外からマクリにいって何となく伸び切らない感じ、新馬戦では上がりを出せているので距離が長かった。

1勝クラスの東京1400では上がり最速33.3秒を出しているように、直線でのスピードも申し分ない。

7枠15番マテンロウディーバ牝3 藤岡佑介54.0kg

前走のリステッド競争は出遅れて後方からになり、スローペースで間に合わなかったが、器用に馬と馬の間をすり抜けるように差してきた。

新馬戦では先行してロス無く内を回し、他を出し抜いた形になったが、前半からペースが流れるワンペースな展開になればスムーズに追い出しも可能。

8枠16番ラボエーム牝3 秋山真一郎54.0kg

地方ダートで勝ち上がり。

ここは実力的に厳しいか。

8枠17番ソフィアバローズ牝3 菱田裕二54.0kg

新馬戦はスローで掛かり気味、直線ではトップスピードでは劣ったが上り坂まで脚を長く使えていた。

その次の京都1600はタフな馬場で1600は長かっただろうから、距離短縮で勝ち上がったのは納得だが、きれいに空いた内を完璧に回せた恩恵は大きい。

流れが早くなりやすい阪神1400は良さそうだが、内で馬群の中を我慢して追走したい所だったので、外枠は割引。

8枠18番エヴァジョーネ牝3 和田竜二54.0kg

新馬戦ダートからの勝ち上がり。


とりあえず昨日の雨やらで阪神の馬場はそこそこタフ、ラストに急坂も控えている阪神はスピードで押し切るには厳しいだろう。

ということで距離延長組は全て切る方向で。

最内枠のカリオストロはハナを取る以外に選択肢は無いだろうが、前走と違い多頭数で先行馬も多く、マークもされてオーバーペースになる可能性も。

そのまま押し切るには馬場がタフで時計もかかるだろうから、テンの3Fが34秒台でも追走に苦労せず脚を溜められて好位差しを決められる馬を選ぶ。

◎14アヌラーダプラ

◯15マテンロウディーバ

▲5エーポス

△3フェアレストアイル

△8ソーユーフォリア

☆6ナイントゥファイブ

消1カリオストロ

◎複勝とワイド◎一頭軸流し計6点。

レース振り返り

週の中頃は1600でもやれている7ヤマカツマーメイドを本命、◎14アヌラーダプラは前走のフェアリーSが△8ソーユーフォリアとの比較で弱いと消し候補だったのから一転した予想。

最近は本命や消を初志貫徹できず尽く裏目に出てるのが何とも、講評でヤマカツマーメイドは馬券内は堅いと言ってるし。

レースの方は前後3Fで33.4−11.6−36.0と超ハイペース、勝った▲5エーポスでも上がり3F最速で35.1から34.3−11.6−35.1でややハイペース。

一応稍重の発表だが恐らくラチ沿いから馬場が乾いて回復していただろうし、かなり厳しい流れも相まって、4コーナーで内を回せた馬が有利だった。

エーポスは一番いい所を通せたし、距離得はあったが、前半掛かり気味の馬を抑えて控えながら、馬群の中を器用に伸びた、というより唯一最後までペースを落とさなかった。

直線で11秒前半のラップを問われない流れになったのも良かったが、果たして1F伸びて阪神外回りでも、レシステンシアら相手に同じように差せるかどうか。

7ヤマカツマーメイドはやはり流れた中でも一脚使えるのは流石だが、何かに差されてしまうパターンが続いていて、本番に向けてもう一つ上がってほしい。

☆6ナイントゥファイブはスピードのある1カリオストロの後ろをピッタリマークした、勝ち上がった未勝利戦とほぼ同じような理想の競馬。

ここから1F延長するとなると厳しいものはあるが、持続力はあるので本番も何とか食らいついてほしい。

結局逃げたカリオストロはナイントゥファイブらにマークされて超々ハイペースに苦しめられたが4着は強い。

ラスト1Fまでは先頭集団だったので、マイルは距離的に厳しいかもしれないが短距離路線で期待したい。

△3フェアレストアイルは普通にゲート出られていい位置を取れたが、最後はもう少し届かなかった。

理想的な展開やコーナーでの位置取りだったと思うので、ここの上位には実力負けだろう。

4メルテッドハニーも思いの外1400まで食らいついたが、フェアレストアイルと同じく。

2頭ともラストまで粘り込めてはいるので、キレより持続力タイプ。

2パフェムリは久々ながらよくやったと思うが、流石に急坂で苦しく、それでも+10kgでここまでやれたのだから次走には期待できる。

他は4コーナー外を回したり後ろ過ぎたりと展開面で厳しかった面はある。

例えば◎14アヌラーダプラや◯13マテンロウディーバ、17ソフィアバローズや△8ソーユーフォリアらは上がりはそこそこ出している。

とはいえより前の位置が取れたとして同様に上がりが使えるかは分からないが、これら外枠勢、あるいはスタートやや遅れたソーユーフォリアは舞台や展開が変わればまた違ってくるだろう。

アヌラーダプラは恐らく直線スピード勝負したいタイプ、マテンロウディーバやソフィアバローズ、ソーユーフォリアは内で起用に出し抜きたいタイプ。

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