中山1200m芝外・4歳以上・別定
スプリンターズS上位のタワーオブロンドンとダノンスマッシュが出走。
もう一頭に何が来るかを予想する感じかな。
1枠1番タワーオブロンドン牡5 ルメール58.0kg
1枠2番ダノンスマッシュ牡5 川田将雅56.0kg
2枠3番ナインテイルズ牡9 野中悠太郎56.0kg
中山では急坂でもう一脚が使えないので、前で潰れるパターン。
2枠4番ティーハーフ牡10 国分優作56.0kg
京都1200では強かったが、そこすらも今年は崩れ流石に馬齢的に厳しいか。
3枠5番グランドボヌール牡6 城戸義政56.0kg
前走の阪神Cの好評の通り、急坂地点で大失速。
そもそも1200m地点手前で失速していたので、スピードも劣る。
3枠6番キングハート牡7 北村宏司56.0kg
2年前のオーシャンSで勝った時は先行勢が少なく、楽に先行できてテンもそれほど速くない展開だった一方で、昨年は出遅れも響きその真逆の展開で敗れた。
昨年のセントウルSも先行勢の内に包まれてしまい出し切れてはいないが、中山や阪神といったコースでは、重賞含めそれなりに成績を残している。
条件としては先頭から2番手集団に取り付き、やや前半のペースが遅い展開で出し抜き粘り込めること。
4枠7番エンゲルヘン牝6 石川裕紀人54.0kg
8着と敗れた3走前は直線で前が壁になったのはあるが、壁がなかったとして馬券内まで伸びていたかは怪しい。
その次走は外枠からスタート良くハナを取ってラスト2F地点で突き放す加速が出来ていた、とはいえラストは12.6秒まで失速、相手も良かった。
今週はそこそこ雨が降ってるし恐らく馬場は軽くはないだろうから、先行したとして出し抜きしても外差しを食らうんじゃないかな。
4枠8番ダイメイプリンセス牝7 秋山真一郎54.0kg
休み明けの前走のシルクロードSは直線伸びるかと思いきやイマイチ伸びず。
過去戦績的にも春は走らず夏走る傾向は今年も健在か。
5枠9番ハウメア牝6 ヒューイットソン54.0kg
前走はナックビーナスの引っ張る緩いペースで前残りの展開に救われた。
7秒台のレース展開になるとちょっと足らないように思う。
5枠10番ナックビーナス牝7 横山典弘54.0kg
中山1200はかなり相性が良く、オーシャンSは3年連続2着。
同じく相性の良いモズスーパーフレアと昨年カーバンクルSとオーシャンSで相まみえたが共に0.2秒の2着と好走しており、うちカーバンクルSは牝馬ながらトップハンデの58kg。
モズスーパーフレアの作り出すハイペースについていきつつ、もう一脚が瞬時に使える。
6枠11番カッパツハッチ牝5 丸山元気54.0kg
新潟1000m4戦から久々の1200だが、休み明けではあまりゲートの出が良くない事が多い。
スピードに任せて振り切りたいこの馬にとって、タフな馬場では差しを許す展開になりそう。
6枠12番ラブカンプー牝5 ミナリク54.0kg
2019年からの不振脱却に期待したい所だが・・・
7枠13番エスターテ牝5 丸田恭介54.0kg
1着だった3走前は開催月が9月でその頃の中山は超高速馬場、前残りの展開で位置取りも良く相手も弱かった。
一方で10着と大敗した2走前は1月のタフな馬場で相手も強化、直線で挟まれて失速する場面もあったが、それがなくても伸びはイマイチだった。
7枠14番レジーナフォルテ牝6 杉原誠人54.0kg
ナックビーナスと同じく中山1200とは相性がよく、特に前走は差しの決まる展開の中でも逃げ粘り3着。
タイプ的にはナックビーナスと同等だが、こちらは時計のかかる馬場だと少し甘さがある。
8枠15番ナリタスターワン牡8 笹川翼56.0kg
実力的にここは厳しい。
8枠16番クールティアラ牝4 津村明秀54.0kg
ダートから芝に転向して1000を2戦、転向後1戦目にして勝っているのでテンは早い。
直線競馬の1000m主戦の馬が多く、恐らく先行争いは激化、中山のコースも相まってなかなかのハイペースになるのでは。
雨も降らず馬場も重くはないので、結局はモズスーパーフレアが引っ張るペースでも追走できてひと脚を出せる馬が強い。
正直、人気サイドでの決着は十分にあり得て、可能性があるとしたらもうダノンスマッシュ、タワーオブロンドン、ナックビーナス、レジーナフォルテでは。
レジーナフォルテのワイドが案外オッズがつくので本命にして。
◎14レジーナフォルテ
◯1タワーオブロンドン
▲10ナックビーナス
消2ダノンスマッシュ
◎複勝とワイド◎一頭軸流し計4点。
レース振り返り
思ったほどペースが上がらず、前後3Fで33.1−34.3とハイだが、ラスト3Fのラップ推移は11.4−11.2−11.7と再加速する程度には緩い展開。
◎14レジーナフォルテはスタートは良かったが、そこから前を取るか取らないか微妙なせめぎあいで微妙な位置取りに。
さらに4コーナーでは2ダノンスマッシュや▲10ナックビーナスとは2頭分、◯1タワーオブロンドンとは3頭分も外を回されたのは大きい。
勿論連対までは実力的に足りていなかったとは思うが、それ以外の上位勢の中では踏ん張った方だろう。
タワーオブロンドンは進路が狭くなったというより、ダノンスマッシュや5グランドボヌールと比較しても直線の反応が良くなかった。
まあここはトップハンデの斤量や前哨戦仕上げだったのも大きく、阪神外回りでの最内枠であの位置取りでは窮屈だったのも確か。
むしろあの狭い所でも前に出していける器用さがあり、中京ではむしろ内は開くので良い傾向では。
ナックビーナスは番手を取って理想の展開だったが、道中内々を回してスムーズに追い出せた勝ち馬ダノンスマッシュはさらに良かった。
やはりもう一脚の使えるタイプのナックビーナスは、内枠あたりに入れば高松宮記念は面白いと思う。
一方でダノンスマッシュも久々でも全く問題にしないし、理想的な展開だったのは確かだが、スムーズに直線に出せれば他を出し抜ける脚は持っている。
昨年の高松宮記念は外枠に泣き、スプリンターズSは逆に内で包まれて泣いた。
短距離なのはあるが、タワーオブロンドンと比べてこの馬は若干展開に左右される所はある。
5グランドボヌールは講評とは全く逆の走りに驚きで、となると前走の失速は距離の問題になる。
結果的には8秒台の4着なので、前走の阪神Cは1200m地点で先頭が7.9秒だったことからも驚きはしない。