2019/12/28 GI ホープフルS

中山2000m芝・2歳・牡55.0kg牝54.0kg

今年最後のGI、2歳戦ということでしっかり全馬見ていきたい。

まずは日付の古い順に、直接対決したレースをまとめる。

2019/7/7 函館1800良 2歳新馬 1:54.9 オーソリティ

オーソリティ1人気1着(−0.0)・ブラックホール4人気2着(0.0)

2019/8/31 札幌1800稍 GIII 札幌2歳S 1:50.4 ブラックホール

ブラックホール5人気1着(−0.2)・ディアセオリー6人気8着(1.6)

2019/11/16 東京1800良 GIII 東スポ2歳S 1:44.5 コントレイル

コントレイル1人気1着(−0.8)・ラインベック3人気3着(1.5)

調べたら漏れがなければ3レースしか無かった。

1枠1番ブラックホール牡2 石川裕紀人55.0kg

(0.0)函館1800良新馬戦:2/8(自身2着・4着)※1着馬オーソリティはOPクラス1着・4着馬ソウルトレインは東スポ2歳S8着

前後5F65.9−62.6・ラスト2F戦13.3 – 12.3 – 11.5 – 11.9・差し・上がり幅小さい

オーソリティ比較でコチラはロンスパタイプ、仕掛けが遅いレースでラスト差し届かず。

(−0.2)函館1800良未勝利戦:1/7(7着)

前後5F62.7−61.4・ラスト3F戦12.6 – 12.2 – 11.9 – 11.9・差し(マクリ)

未勝利戦は早めの動き出し、外からマクッて先頭に立つと減速せずにフィニッシュ。

前走の札幌2歳Sはさらにタフな消耗戦12.3 – 11.5 – 12.2 – 12.3 – 12.3 – 12.5 – 12.5 – 12.3 – 12.5だったが、マクリながら大外ぶん回して1着。

小回りもタフな馬場も良さそうなので、あとは中山の上下運動の適正。

2枠2番コントレイル牡2 福永祐一55.0kg

(−0.4)阪神1800良新馬戦:0/5※5着馬は3走後

前後5F62.8−59.2・ラスト3F戦12.4 – 11.6 – 10.7 – 11.4・先行・上がり最速−0.6秒

新馬戦はスタート良く好位、相手の力量が不足していたものの、持ったままでラスト1Fは流しても突き抜けた。

前走の東スポ2歳杯は前後5F58.8−57.4と一見スローだが、これはコントレイルが抜けてのもの。

マイネルデステリョの引っ張る流れた展開でも、東京の登り坂で10秒台のラップを引き出せる加速力は抜群。

多頭数も小回りも経験がなく、2戦とも王道の競馬のみではあるが、スタートもテンも悪くないし速いペースを前走経験しているのが大きい。

3枠3番ブルーミングスカイ牡2 田辺裕信55.0kg

(0.2)中京2000稍新馬戦:1/8(自身3着)※1着馬マイラプソディは京都2歳S1着

前後5F65.7−60.3・ラスト3F戦12.6 – 12.0 – 11.3 – 11.2・差し(マクリ)

向こう正面から動いて大外ぶん回しで、直線はフラフラ。

(−1.1)小倉1800良未勝利戦:0/14

前後5F60.8−59.8・ラスト4F戦12.4 – 11.4 – 11.6 – 12.0 – 12.4・先行・上がり最速−0.4秒

未勝利戦は相手が弱く、ポツンと番手からスムーズにマクッていけたので展開も向いた。

逆にその後の1勝クラスは2戦とも京都内回りの内で馬群に包まれて自分のペースの加速が出来なかった。

スタートがあまり良くないが、前を是が非でも取りたい馬もいないし、番手くらいのポジションを取ってスムーズな競馬が出来ればワンチャンス。

4枠4番ガロアクリーク牡2 丸山元気55.0kg

(−0.2)東京2000良新馬戦:0/8

前後5F65.1−59.4・ラスト3F戦12.6 – 11.6 – 11.1 – 11.4・差し・上がり幅小さい・差し決着

坂での一気のギアチェンジで先頭に立ちそのままゴール。

このレースのみで判断するなら、東京に適正のある走りではある。

4枠5番ヴェルトライゼンデ牡2 マーフィー55.0kg

(−0.5)小倉1800重新馬戦:1/9(3着)※3着馬トウカイドュエルは京都2歳S4着

前後5F62.3−61.6・消耗戦13.0 – 12.0 – 12.7 – 12.3 – 12.3 – 12.4 – 12.4 – 12.3 – 12.2・先行・前決着

新馬戦は小倉の重馬場でスピードがほぼ変わらない平均ペースで結果的に4コーナー前3頭の決着だが、その中では最後もバテずに上がり−0.6秒。

ただ前走は仕掛けの遅い2F戦12.2 – 11.2 – 11.3で、時計的にも同日の2歳新馬戦に劣り、また少頭数で上位5頭は上がり幅少なくレベルは低い。

5枠6番ナリノモンターニュ牡2 M.デムーロ55.0kg

(0.0)中山1800良新馬戦:2/10(自身2着・3着)※8着馬は2走後

前後5F65.2−59.8・上がり3F戦12.4 – 11.8 – 11.5 – 11.6・先行・1着馬上がり最速−0.8秒で1勝クラス7着

(−0.1)東京2000良未勝利戦:0/4

前後5F64.5−59.9・上がり3F戦12.8 – 11.5 – 11.1 – 11.4・先行・上がり幅小さい

中山競馬場という観点から見れば、新馬戦は1着馬の方が外からマクる強い競馬をしているし、秋の中山は今よりかなり軽い高速馬場だった。

対して未勝利戦の東京では直線の登り坂での加速がスムーズで、中山よりは東京に適正があるように思える。

5枠7番ワーケア牡2 C.ルメール55.0kg

(−0.4)東京1800稍新馬戦:2/10(2・3着)※2着馬ウインカーネリアンは新潟2歳S7着・3着馬ゴルコンダは札幌2歳S6着・4着馬は2走後・5着馬コスモインペリウムは2走後、札幌2歳S10着・7着馬は3走後

前後5F64.9−59.1・ラスト3F戦12.6 – 11.1 – 11.0 – 11.4・差し・上がり最速−0.7秒

新馬戦の相手はその後勝ち上がった馬が5頭もおり、決して低くはないレベルの中で、直線の反応というより11秒のラップの持続勝負で一枚上だった印象。

前走のアイビーSは前後5F61.3−59.3で前半は新馬戦より速いがそれでもスロー、とはいえ直線は持ったままで新馬戦とほぼ同じ11秒のラップを3F持続。

今の段階でタイプ的にはロンスパ傾向にありそうだが、急坂の中山の適正がどうか。

6枠8番クリノグレーヴ牡2 斎藤新55.0kg

(1.2)京都1800良新馬戦:1/13(3着)※3着馬グランレイは朝日杯FS3着

前後5F60.1−60.1・ラスト2F戦12.1 – 12.2 – 11.4 – 11.9・差し

(0.6)福島2000良未勝利戦:1/9(自身3着)

前後5F61.3−60.9・上がり4F戦13.1 – 11.8 – 12.1 – 11.8 – 12.1・差し・上がり幅小さい

(−0.0)中京2000良未勝利戦:0/2

前後5F62.9−60.1・ラスト3F戦12.5 – 11.6 – 11.5 – 12.1・先行・上がり幅小さい・斤量−2.0kg

6枠9番パンサラッサ牡2 坂井瑠星55.0kg

(0.8)阪神1600良新馬戦:0/13※1着馬ロータスランドは阪神JF12着・2・6着馬(自身)は2走後

前後4F50.0−47.2・上がり3F戦13.1 – 11.8 – 10.9 – 11.4・差し・上がり幅小さい

(0.2)阪神2000良未勝利戦:3/5(自身2着・3・4着)※1着馬アカイイトは1勝クラス2・8着・5着馬は2走後

前後5F63.2−59.2・上がり3F戦12.1 – 11.7 – 11.3 – 11.6・先行・1着馬上がり最速−0.7秒・2〜5着馬の上がりほぼ同じ

(−2.5)京都2000不良未勝利戦:0/6

前後5F62.0−66.4・消耗戦12.4 – 11.3 – 12.6 – 12.7 – 13.0 – 13.2 – 12.9 – 13.4 – 12.7 – 14.2・先行上がり最速−1.6秒

新馬戦は各馬の上がりの幅が小さく展開向かず、しかも距離は短かった。

次戦の未勝利戦は次走勝ち上がり多く少頭数ながらレベル高め、先行して上がり幅は小さく展開は向いたが、阪神の急坂でも他と比べてそこまで落としてはいない。

勝ち上がった京都の不良馬場では圧倒的で、時計的には物足らない部分はあるが前半62秒で入って、他の馬とはタフさが桁違いだった。

1ヶ月ぶりの前走は仕掛けが早く、11秒前半の脚は長くは保たないが、中山のタフな展開なら大穴を開ける可能性も無くはない。

7枠10番ディアセオリー牡2 三浦皇成55.0kg

(−0.2)福島1800良新馬戦:1/14(2着)※2着馬は1勝クラス1着・5着馬は2走後

前後5F63.2−60.6・ラスト5F戦13.6 – 12.2 – 11.9 – 11.8 – 11.8 – 11.9・先行・2着馬上がり最速−0.7秒

新馬戦では仕掛けの速い5F戦でも、ラストのラップをほとんど落としていない。

未勝利戦はコーナーで前に出たところで直線すぐに流していて、もしかしたら臆病な性格があるかも。

前走の1勝クラスでは前が止まらない中山の馬場で展開向かず。

あまり人気していないが、タフな馬場も中山も2000mも経験済みで、適正面で穴を開ける可能性は十分ありそう。

7枠11番オーソリティ牡2 池添謙一55.0kg

(−0.0)函館1800良新馬戦:2/8(2・4着)※2着馬ブラックホールは札幌2歳Sは1着・4着馬ソウルトレインは東スポ2歳S8着

前後5F65.9−62.6・ラスト2F戦13.3 – 12.3 – 11.5 – 11.9・先行・上がり幅小さい

ブラックホール比較でコチラはギアチェンジタイプ、仕掛けが遅かったのでブラックホールとの差は位置取りの差。

前走の芙蓉Sは6頭立ての少頭数、前後5F64.3−58.6とドスローのラスト3F12.1 – 11.4 – 11.2 – 11.5勝負。

秋の中山は高速馬場で時計的には物足らないが、中山の小回りを外からマクッてからの直線の反応は悪くないので、流れたペースになった時にどうか。

8枠12番ラグビーボーイ牡2 北村宏司55.0kg

(0.8)新潟1800良新馬戦:1/9(自身4着)

前後5F63.6−59.8・上がり3F戦12.7 – 11.2 – 11.0 – 11.6・中団

(−0.0)東京1800稍未勝利戦:1/6(2着)

前後5F62.0−59.8・上がり3F戦12.6 – 11.6 – 11.4 – 11.5・中団

新馬戦では新潟外回りで直線も長く、高速馬場のトップスピードの持続では劣った。

未勝利戦では内枠を活かして内を上手く立ち回れたことと、前を取れたことが大きい。

8枠13番ラインベック牡2 岩田康誠55.0kg

(−0.2)中京1600稍新馬戦:0/8※4着馬5走後

前後4F52.1−47.1・ラスト2F戦12.1 – 10.7 – 11.2・先行・上がり幅小さい・前決着

新馬戦・中京2歳S共にレベルが低く、特に中京2歳Sはマイネルグリットが勝った同日の2歳新馬戦とほぼ同タイム。

新馬戦の10.7秒が目立つが、前走の東スポ2歳杯のレコード差し決着での先行粘りを評価したい。

着差はかなり付けられてはいるが、中山替わりの距離延長で展開向けば。


当然ながら中山のタフな馬場適性の分からない馬が多く、それでいて上位人気馬の強さを示す確たるものも無いので非常に難しい。

展開面も是が非でも逃げたいという馬がいないので非常に読みづらい。

スローになってしまえば中山の適正も無く上位独占もあるだろうが、引き上げる馬や早く仕掛ける馬が少しでもいれば、適正面が問われ多少荒れる可能性も。

今回は後者に賭けて、本命サイドは中山に一番適正がありそうな馬を選び、穴馬を多めに拾ってワイド勝負。

◎5ヴェルトライゼンデ

◯11オーソリティ

△3ブルーミングスカイ

△10ディアセオリー

☆9パンサラッサ

ワイドフォーメーション◎◯−△☆の計6点。

上位は中山やタフな馬場での好走がある2頭に絞った。

コントレイルやワーケアも能力で馬券内は当然あるだろうが、中山より東京向きだと思うし、展開によっては馬券外も十分にあるレベルだと読む。

レース振り返り

蓋を開けてみれば1〜3人気で決着。

ペースは60.9−60.5と平均、道中特に緩まず12秒程度の淡々としたペースを☆9パンサラッサが作った。

2コントレイルは位置取りも完璧、直線前の反応も一番良かった。

それに次いで反応良く見えたのが◎5ヴェルトライゼンデ。

上がりタイムも同じなので、着差ほどの力量差は無くて展開や枠順変われば逆転もあるレベルに感じた。

一方で7ワーケアは瞬間の反応はイマイチに感じたものの、ラストはしっかり詰めていたので、やはりどちらかと言えばロンスパ向き。

対して13ラインベックは粘ってはいたが4着が限界、加速の反応も悪く少々距離が長かったように思える。

◯11オーソリティは可もなく不可もない反応だが、7ワーケアには完全にやられてしまった。

他の穴馬3頭△3ブルーミングスカイ、△10ディアセオリー、☆9パンサラッサは実力で劣ったが、出し切ったレースにはなった。

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