2019/12/22 GI 有馬記念

中山2500m芝・3歳以上・定量牡57.0kg牝55.0kg(3歳馬は−2.0kg)

アーモンドアイなどの有力馬が香港遠征を回避したことで、今年はかなりメンバーの揃ったグランプリに相応しいレベルの高いレースになりそう。

今年はアエロリットとキセキが揃って出走予定ということで、昨年同様にペースが道中で落ち着きすぎることは無いだろう。

その点も踏まえながら、ひとまず出馬有力の16頭の中で直接対決のあった重賞レース過去一年分をピックアップ(新しい順・海外GI除く)。

目次

2019/11/24 東京2400m芝重 GIジャパンC 2:25.9 スワーヴリチャード

1着スワーヴリチャード(−0.1)・7着エタリオウ(1.0)・9着シュヴァルグラン(1.2)・11着レイデオロ(2.2)

12.8 – 11.3 – 12.3 – 12.2 – 11.7 – 12.2 – 12.1 – 12.0 – 12.1 – 12.4 – 12.2 – 12.6

雨の影響により久々にタフな馬場になった東京で、ペースが全く緩むこと無く進み、前後6Fは72.5−73.4とややハイペース。

勝ち馬のスワーヴリチャードら好位のポジションでおおよそ平均ペース。

なかなか枠やポジションによった結果でもあるが、当日の馬場がタフ寄りになればなるほど参考にはなるレース。

2019/11/10 京都2200m芝外良 GIエリザベス女王杯 2:14.1 ラッキーライラック

2着クロコスミア(0.2)・7着スカーレットカラー(0.6)

12.7 – 11.6 – 13.3 – 12.7 – 12.5 – 12.8 – 12.3 – 11.6 – 11.5 – 11.4 – 11.7

クロコスミアの楽逃げ、前後5Fは62.8−58.5と超スロー展開。

最内を通したラッキーライラックと早めに仕掛けたクロコスミアを除けば、上がり3Fは16頭中なんと13頭が33.3〜33.9に収まっている。

全く参考にならない。

2019/10/27 東京2000m芝良 GI天皇賞秋 1:56.2 アーモンドアイ

1着アーモンドアイ(−0.5)・3着アエロリット(0.5)・6着サートゥルナーリア(0.9)・7着スワーヴリチャード(0.9)・12着スティッフェリオ(1.7)・14着アルアイン(2.5)

12.8 – 11.4 – 11.5 – 11.6 – 11.7 – 11.6 – 11.3 – 11.1 – 11.3 – 11.9

スタート良くハナを取ったアエロリットのほぼ理想的なペース、高速馬場だったのでこれでも前後5Fは59.0−57.2とスロー。

前半の追走スピードもトップスピードも求められたかなりレベルの高いレース。

だが中山でこのラップは流石に刻めないだろうし、ここまで高速馬場にはなり得ないので、出走馬が多いという点においてのみ参考にする。

2019/10/20 京都3000m芝外良 GI菊花賞 3:06.0 ワールドプレミア

1着ワールドプレミア(−0.0)・3着ヴェロックス(0.2)

12.9 – 12.4 – 12.3 – 12.6 – 12.2 – 12.2 – 12.7 – 12.7 – 12.5 – 12.8 – 12.5 – 12.0 – 12.0 – 11.8 – 12.4

一度も13秒台のラップに入らず、5Fごとでは62.4−62.9−60.7でラスト4F戦。

時計的には物足らないが、スピードの持続という面では少しは参考になる。

2019/10/14 東京1800m芝稍 GII府中牝馬S 1:44.5 スカーレットカラー

1着スカーレットカラー(−0.2)・5着クロコスミア(0.6)

12.4 – 10.9 – 11.6 – 11.8 – 11.6 – 11.9 – 11.3 – 11.2 – 11.8

超とまではいかないが、稍重とは思えないほど軽い馬場で、前後4Fは46.7−46.2だが先着した馬のほとんどはスローペース寄り。

内ラチ沿いよりも中目がよく伸びていて差し有利の展開。

距離が短く中緩みした仕掛けも遅い、東京らしい3F戦なのでほとんど参考にはならない。

2019/9/22 中山2200m芝外良 GIIオールカマー 2:12.0 スティッフェリオ

1着スティッフェリオ(−0.3)・4着レイデオロ(0.4)

12.6 – 11.2 – 12.8 – 12.6 – 12.6 – 12.2 – 12.2 – 11.8 – 11.2 – 11.0 – 11.8

外枠からスティッフェリオが主張してハナを取り、前後5Fで61.8−58.0の超スローに落とし込んだおおよそ3F戦。

2コーナーから長く続く下り坂を上手く使った形だが、この時期の中山は結構な高速馬場だった。

同じ中山とはいえ、高速馬場でここまでスローになれば先行有利は当然、時計的にもレベルは高くなかった。

2019/9/22 阪神2400m芝外良 GII神戸新聞杯 2:26.8 サートゥルナーリア

1着サートゥルナーリア(−0.5)・2着ヴェロックス(0.5)・3着ワールドプレミア(0.7)

12.9 – 11.3 – 12.9 – 13.1 – 13.2 – 13.5 – 13.3 – 12.5 – 11.8 – 10.8 – 10.2 – 11.3

向こう正面は向かい風、ゴール前は追い風だったらしいとはいえ、前後6Fで76.9−69.1の猛烈なスロー。

馬場も超高速、レースを見るまでもなく全く参考にならない。

2019/8/18 札幌2000m芝良 GII札幌記念 2:00.1 ブラストワンピース

3着フィエールマン(0.2)・7着クロコスミア(0.7)

12.6 – 11.0 – 12.5 – 12.0 – 11.8 – 12.1 – 12.0 – 12.0 – 11.9 – 12.2

府中牝馬Sと同じエイシンティンクルが引っ張った淀みのないペース、前後5Fは59.9−60.2だが、先行勢で恐らくややスローくらい。

残り4Fから先頭に詰めていたのでおおよそ4F戦、札幌の狭いコーナー、タフな馬場でのレベルの高いレース。

終始平坦な札幌だが、小箱で先頭を捕まえに行く仕掛けの早いレースだった観点から参考にしたい。

2019/6/23 阪神2200m芝良 GI宝塚記念 2:10.8 リスグラシュー

1着リスグラシュー(−0.5)・2着キセキ(0.5)・3着スワーヴリチャード(0.8)・4着アルアイン(1.1)・5着レイデオロ(1.3)・7着スティッフェリオ(1.6)・9着エタリオウ(1.8)

12.6 – 11.4 – 11.5 – 12.4 – 12.1 – 11.9 – 12.0 – 11.6 – 11.5 – 11.4 – 12.4

キセキが淡々と逃げたペースで前後5Fは60.0−58.9だが、リスグラシューは抜けていたので、先頭のキセキで60.0−59.4と平均、他もほぼ平均ペース。

阪神最終週で内ラチ沿いがよりタフな馬場での4F戦。

メンバーもここ最近では豪華で出走予定のうち7頭もいて、しかも阪神内回りなのでかなり参考になる。

2019/6/2 東京1600m芝良 GI安田記念 1:30.9 インディチャンプ

2着アエロリット(0.0)・3着アーモンドアイ(0.0)

12.2 – 10.9 – 11.4 – 11.3 – 11.2 – 11.1 – 11.2 – 11.6

超高速馬場の東京マイルは参考にならない。

2019/5/26 東京2400m芝良 GI東京優駿 2:22.6 ロジャーバローズ

3着ヴェロックス(0.4)・4着サートゥルナーリア(0.5)

12.7 – 10.7 – 11.4 – 11.4 – 11.6 – 12.0 – 12.3 – 12.4 – 12.2 – 12.0 – 11.9 – 12.0

先頭のリオンリオンが後ろを離してのペースなので基本はスローだが、必然的に仕掛けの早い4F戦。

4コーナーで外を回されると厳しい流れで、スピードの持続力を見るには参考にはなる。

2019/5/12 東京1600m芝良 GIヴィクトリアマイル 1:30.5 ノームコア

3着クロコスミア(0.1)・5着アエロリット(0.4)

12.3 – 10.6 – 10.8 – 11.1 – 11.3 – 11.2 – 11.5 – 11.7

超高速馬場の東京マイルは参考にならない。

2019/4/28 京都3200m芝外良 GI天皇賞春 3:15.0 フィエールマン

1着フィエールマン(−0.0)・4着エタリオウ(1.0)

12.9 – 11.5 – 11.6 – 11.6 – 12.2 – 12.2 – 12.5 – 13.8 – 13.3 – 12.4 – 12.5 – 12.3 – 11.7 – 11.6 – 11.0 – 11.9

中盤で明確に落ちた淡々とした流れ、4F−4F−4F−4Fのラップでも47.6−50.7−50.5−46.2と、おおよそラスト4F戦。

最速で11.0秒が出てしまっている程度には緩い流れだったと見るか、レベルが高いと見るか難しいが、それほど参考には出来ない。

2019/4/14 中山2000m芝良 GI皐月賞 1:58.1 サートゥルナーリア

1着サートゥルナーリア(−0.0)・2着ヴェロックス(0.0)

12.3 – 10.5 – 12.0 – 11.8 – 12.5 – 12.1 – 12.2 – 11.7 – 11.6 – 11.4

前後5Fで見ると59.1−59.0の平均だが、加速ラップで最速がラスト1Fの11.4秒なので、中山にしてはかなり仕掛けの遅いレース。

中盤の緩みもあり単純に瞬発力のある上位が台頭しやすい展開で実質スロー、あまりレベルが高いとは言い難く、中山開催ということくらい。

2019/3/31 阪神2000m芝良 GI大阪杯 2:01.0 アルアイン

1着アルアイン(−0.0)・2着キセキ(0.0)・7着スティッフェリオ(0.5)

12.6 – 11.1 – 12.7 – 12.7 – 12.2 – 12.4 – 11.8 – 11.4 – 11.6 – 12.5

結構ハイレベルなメンバーの揃ったレース、エポカドーロがハナを取って前後5Fで61.3−59.7の超スローペースに落とし込んだ。

そのため顕著な前残りかつ最内ロス無く回した馬で決まったとはいえ、そこそこタフな馬場での阪神内回りは参考にはなる。

2019/3/10 中京2000m芝稍 GII金鯱賞 2:00.1 ダノンプレミアム

2着リスグラシュー(0.2)・5着アルアイン(0.9)

12.7 – 10.8 – 12.1 – 12.5 – 12.9 – 12.3 – 12.2 – 11.6 – 11.3 – 11.7

雨の降る稍重だったからか、かなり緩い流れの3F直線勝負、前後5Fは61.0−59.1とスローペース。

当然参考にはならない。

2018/12/23 中山2500m芝稍 GI有馬記念 2:32.2 ブラストワンピース

2着レイデオロ(0.0)・3着シュヴァルグラン(0.2)・5着キセキ(0.6)

6.8 – 11.6 – 11.8 – 11.9 – 12.2 – 12.8 – 12.6 – 12.2 – 11.6 – 11.8 – 11.8 – 12.2 – 12.9

稍重のタフな馬場、前に行きたいキセキらは外枠、それでも後半ペースを早めていったので外差しが決まる展開になった。

こうなると3歳牡馬の斤量差は侮れないようにも思える。

当然ながら参考にすべきレースだが、当日の馬場状態との比較は要チェック。


上記の参考レースも踏まえながら、各馬を細かく見ていく。

1枠1番スカーレットカラー牝4 岩田康誠55.0kg

特にこれまでの戦績を見ても、タフな馬場で11.5〜12秒前後のラップが続くようなレースで活躍したものではない。

むしろ府中牝馬Sに代表されるように、3Fのスピード勝負で成績を残しているタイプなので、4F線となったエリザベス女王杯から更に距離延長となると厳しい。

1枠2番スワーヴリチャード牡5 マーフィー57.0kg

前走のジャパンCの講評通り、スピードの持続力のレベルが高いし、大阪杯宝塚記念といった阪神内回りでも成績を残しているので、中山は悪くない。

ように思えるが、2戦とも実は最内を回しておらず、むしろ少し外めを走っていて小回りコースをごまかしている。

なので内枠はあまり好ましくない。

ローテ的にもジャパンC本線だったろうし、あそこまでタフな重馬場を全力でこなしてから1ヶ月というのも気になる。

2枠3番エタリオウ牡4 横山典弘57.0kg

先行してきた前走のジャパンCはタフで外枠だったとは言え、基本的に良い脚は一瞬タイプなので今回想定されるペースでは厳しい。

問題は前走のように先行するのかどうかで、他の馬のポジションにも影響する。

単体で見たときには、先行を取りに行っても脚を削がれて後半厳しいし、後ろで控えてもアーモンドアイやフィエールマンらの後ろから差せるとは思えない。

2枠4番スティッフェリオ牡5 丸山元気57.0kg

前走の天皇賞秋は高速馬場でしかもアエロリットが引っ張る厳しい流れだったので、そこまで気にする必要はないが、逆にその前のオールカマーは相手にも恵まれて流石に展開がハマりすぎた。

さらに前の宝塚記念では、道中のラチ沿いからの場所は勝ち馬のリスグラシューと同じで1列後ろに位置していたが、4コーナー時点で厳しそうだったので、キセキが引っ張るペースが厳しかったかも。

純正な逃げ先行馬の中で一番内めの枠を引いた事で、面白い存在にはなったものの、キセキもアエロリットもいるので、実力的に厳しいか。

3枠5番フィエールマン牡4 池添謙一57.0kg

凱旋門賞帰り一発目だが3ヶ月近く空いているし、香港やドバイといった日本の高速馬場に近い競馬場とかならともかく、ロンシャンはもはや別物で前走の結果は度外視。

その前の叩きの札幌記念がかなり優秀な競馬で、あのタフな馬場で4コーナーではまだ中団だった所から、大外回されてもブラストワンピースと同じ上がり。

天皇賞春でコーナーからのマクりも決めている点からも、中団から後方のポジションに恐らくなるので、外差しが決まる馬場に少しでも振れるかどうか。

前を行くスティッフェリオのスペースを使いつつ、リスグラシューを目標にする感じのポジションが良さそう。

3枠6番リスグラシュー牝5 レーン55.0kg

馬場が渋った方が良さ出るタイプで、どちらかと言えばスローよりも平均以上のペースで強い。

前走のコックスプレートや阪神内回りの宝塚記念など、コーナーで器用に加速してマクッた辺り見ても、中山は初だが適正はありそう。

2500mという距離はやや不安はあるものの、大外枠を引かない限りは本命候補の一頭、そして絶好の枠を引いた。

4枠7番ワールドプレミア牡3 武豊55.0kg

前走の菊花賞のレベルに関しては後述するとして、この馬自体は前走はハマっていた。

脚を長く使えるのは当然だが、若葉Sを見ても急坂のある阪神でのスピード持続は微妙。

神戸新聞杯くらい直線一気ならともかく、今回は明らかに厳しい流れの中でもう一脚を中山で使わされるわけで、そこまでの能力がある証明は無い。

4枠8番レイデオロ牡5 三浦皇成57.0kg

ビュイック騎乗停止で乗り替わりも痛いが、やはり前走のジャパンCその前のオールカマーがやれなさ過ぎる。

宝塚記念もしかりでピークを超えてしまったのだろうか、ここで逆転復活なら盛り上がるだろうが。

ただあまりに人気しないなら抑えておいても、とは思う。

それにダービーや去年の有馬記念のように、11秒後半程度の5F戦が一番得意な形で、オールカマーは仕掛けが遅かったし、ジャパンCは淡々としたペースになりすぎたと考えて、ここは適正的には十分やれる可能性はある。

5枠9番アーモンドアイ牝4 C.ルメール55.0kg

過去のGI全てがパンパンの良馬場、中山は初、久々の右回り、香港予定から急遽参戦、など圧倒的に人気を集めそうな割に不安要素は多い。

唯一馬場が渋った京都外回り1600のシンザン記念は、スタートの出遅れたは道中12.4 – 13.3 – 12.8の緩みでリカバー、直線の伸びは馬場を問題としない走り。

枠関係なく能力で馬券内に飛び込んでくる可能性もあるので、連系で抑えはするが本命は打ちづらい。

5枠10番サートゥルナーリア牡3 スミヨン55.0kg

偶然にも左回りの東京ではGI2戦馬券外、右回りの中山ではGI2戦とも1着と、短絡的に考えたら右回り巧者。

しっかり相手関係を考えれば、ホープフルSは低レベル、ダービーは出遅れたものだが、天皇賞秋は単に高レベルだっただけで得手不得手ではない。

3歳牡馬のレベルについては後述するとして、前走の天皇賞秋でのアエロリットとの比較で見てもギアチェンジタイプでそこまで脚を長くは使えない。

今回はアエロリットに加えてキセキがいるので展開的に更に厳しい。

6枠11番キセキ牡5 ムーア57.0kg

フィエールマン同様、ロンシャンでの競馬は度外視するとして、昨年の有馬記念は流石にあの流れ、あの馬場では厳しかったが、今回はアエロリットがいる。

アエロリットに近い枠を引ければ楽に番手で競馬が出来るし、状態面さえクリアであれば馬券内はある。

ただしアエロリット以外にも前に行きたい馬も多いので、昨年同様外枠を引いてしまったら割引が必要。

昨年よりはマシな枠だったがそれでも微妙、内に前を主張する馬はそれほど多くはないものの、抑えるかどうか悩む。

6枠12番クロコスミア牝6 藤岡佑介55.0kg

エリザベス女王杯3年連続2着の実績は、ほぼほぼマイペースのスローで逃げられたものであるし、京都2200m固有の強さ。

アーモンドアイやリスグラシューですら2500mに不安があるわけで、そしてそれらより外枠を引いてしまった時点でかなり厳しい。

7枠13番アルアイン牡5 松山弘平57.0kg

大阪杯で狙った時もそうだが、中山や阪神内回り巧者なのでコース適性は十分。

問題は距離で、2500mはちょっと長いので枠次第、内枠を引いて先行できればワンチャンスあると思っていたが、枠が・・・

7枠14番ヴェロックス牡3 川田将雅55.0kg

3歳牡馬の中でも何か物足らない感があって、クラシックで勝ちきれなかったのも何か突き抜けていない所かなとは思う。

ただ先行力はあって、サートゥルナーリア比較ではスピードの持続に長けているので、人気的にも3歳牡馬の中で抑えるとしたらヴェロックス。

内枠を引いて前残りを期待出来そうなら抑えても良かったが、枠が・・・

8枠15番アエロリット牝5 津村明秀55.0kg

ハナを取って逃げるにしても、前走の天皇賞秋の2000mが限界、コース適性的にもゴール直前に急坂のある中山よりも断然東京。

そもそも軽い馬場の方が向いているので、馬場的にもかなり厳しく、仮に前残りの展開に向いたとしても。

そして8枠を引いたことで条件的に更に厳しくなった。

8枠16番シュヴァルグラン牡7 福永祐一57.0kg

久々に鞍上は福永騎手。

叩き良化型ということもあるかもだが、ボウマン騎手と相性バツグンということが大きい。

ただ脚質的に外枠は問題とせず、大外枠を引いた事で更にマークが緩くなって、楽な競馬が出来るかもしれない。


3歳牡馬について、結論としては全切り。

ここではダノンキングリーから考える。

マイルCSではラスト4Fが11.6 – 11.5 – 11.0 – 11.7のキレ勝負と展開は適正だったはずだが、同じ内を通したマイスタイルにもクビ差で及ばず。

同日の他レースを見ても、内より外のほうが断然馬場が良かったわけでも無さそうなので、ここは単純に古馬との差と見ていい。

そのダノンキングリーに、展開的に内有利だったとはいえ、2400mの日本ダービーでやられてしまったヴェロックスとサートゥルナーリア。

そのサートゥルナーリアは先行有利だった天皇賞秋で先行するも、アエロリットよりも上がり時計が劣ってしまった。

またヴェロックスは差し有利だった菊花賞で3着に粘れるくらいのレベルで、ワールドプレミアは展開・騎乗ともにかなり向いた。

天皇賞秋から更に強化されたメンバー相手に人気してしまうなら切る選択になってしまう。

唯一、5F戦でももう一脚使えそうなヴェロックスが外枠を引いた事で、結局3歳牡馬は全切り。


当日の天気は微妙なものの、ギリギリ雨は降らない想定で。

前日の2000m以上のレースは3戦で、4コーナーでの位置取りや枠番、レースラップは以下の通り(太字は単勝オッズ2桁以上)。

中山3R(2000m)2歳未勝利戦

1枠2番2人1(最内)→7枠15番4人5(2頭分外)→1枠1番3人4(最内)

12.8 – 11.2 – 12.8 – 12.8 – 12.5 – 12.1 – 12.2 – 11.9 – 11.7 – 12.2(62.1−60.1)

中山5R(2000m)2歳新馬戦

6枠11番6人1(1頭分外)1枠2番10人6(最内)→1枠1番2人3(最内)

12.8 – 12.0 – 13.1 – 13.3 – 13.2 – 12.0 – 12.2 – 11.9 – 11.5 – 12.0(64.4−59.6)

中山11R(2500m)グレイトフルS

2枠3番3人1(最内)→1枠1番1人2(最内)→3枠6番8人5(1頭分外)

6.9 – 12.3 – 13.0 – 12.8 – 13.0 – 13.3 – 12.9 – 12.6 – 11.9 – 11.9 – 11.5 – 11.4 – 12.1

極端な内枠・先行有利の馬場な雰囲気で驚いたが、1・2枠の馬券内6頭のうち5頭が単勝1桁オッズなので、たまたま人気サイドが内枠に多かったというのもある。

もう一つは3レースとも前半がかなり緩いペースで、馬場関係なく先行有利だったというのもある。

少なくとも人気サイドの内枠先行馬はとりあえず抑えとけば良いのだが、残念ながら今回該当する馬はいない。

なら外枠先行勢はだが、今回はあまりにも集まりすぎてしまった。

外枠から最初の4コーナーでポジション争いとかしたら、絶対後半しんどい。

かといって控えて外に甘んじても、終始外々回されると厳しい馬ばかり。

シュヴァルグランはやはり大外枠なのが非常に厳しい。

結局残るのは3〜5枠の6頭だが、3歳牡馬は前述の理由で切るので、必然的に残った4頭になる。

◎6リスグラシュー

◯9アーモンドアイ

▲5フィエールマン

△8レイデオロ

3連複◎◯2頭軸流し計2点。

レース振り返り

予想的には本命をしっかり抑えられたものの、3歳牡馬の実力考察を外して、あとは3歳馬の成長力や斤量差を甘く見て、結果的に裏目にでた。

本命◎6リスグラシューは、正直予想を遥かに上回る走りを見せてくれたし、差し決着の展開で道中もロス無く回して向いたとかそういうレベルではなかった。

これ以上無い最高の形での引退となった。

問題は相手の選択、3〜5枠の6頭に絞るまではほとんど問題無かったというか想定通りだったと思うので、◎6リスグラシュー以外の3〜5枠の馬を中心に振り返る。

◯9アーモンドアイはダントツ一番人気の宿命というか、やはり常に厳しくマークされていたことが原因の一つではある。

また直線入っての手応えは他の馬に比べて悪く、流石にタフな中山の馬場でしかもハイペースの苦しい展開での2500mは長かったと、結果的に不安要素が的中した。

自分の予想を振り返っても、連系で抑えと書いてあるのになぜ2頭軸でいったのか・・・まあ相手が来てないので関係ないが。

▲5フィエールマンはその◯9アーモンドアイを常に意識、当てにして4コーナーで動き出した時は来るかなと思ったが坂で失速。

結果的にだが動き出しが早かったのと、最後の直線が平坦なコース向きである可能性はある。

ただそれでも勝ちに行った結果で、早めにコーナーで前に出た中でも4着に粘った実力をここは評価したい。

△8レイデオロは出遅れて、差しの向く展開になったとはいえ、狙っていた形では無かったはずなので厳しかった。

そういう意味では7ワールドプレミアは武豊騎手の好騎乗で、割り切って後ろから脚を溜めて溜めてがハマったのはある。

実際、出遅れた11キセキや外々で厳しかったはずの16シュヴァルグランが5、6着には来ている。

ただ斤量差があったにせよ、今挙げた二頭より0.8秒速い上がりは出せているわけで、馬体重+8kgも菊花賞からさらなる上積みがあったことになる。

また10サートゥルナーリアは正直当に皐月賞の再現だった感じがする。

道中後ろで脚を溜められたし、▲5フィエールマンが前に出たスペースを上手く付いたスミヨン騎手の好騎乗でもあった。

ただこちらもこの厳しい流れでも、ここまで反応の違いを見せてくるとは想定外ではあるし、直線長い東京よりも短い中山が向いている感触。

7ワールドプレミアにせよ10サートゥルナーリアにせよ、実力があっての好騎乗ではあるので、そこは素直に認めないといけない。

それに3歳馬の成長力や斤量差を侮っていた。

一方で14ヴェロックスはかなり厳しい結果になってしまった。

3歳牡馬3頭の中では明確に見劣りしてしまった形にはなるし、舞台や展開、枠が変わればまた違ってくるとは思うが、ここに来て小さくない差が出来てしまった。

馬券的には外したものの、各馬最大限の競馬が出来たと思うし、年末のグランプリに相応しいメンバー、レースになったと思う。

このレースで引退する馬が多く残念ではあるが、馬券内に飛び込んできた3歳牡馬がいるように、来年期待出来る馬も出てきたのは大きい。

さらに週末にはその下の2歳世代のホープフルSと続いていく。

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