2019/12/15 GI 朝日杯フューチュリティS

阪神1600m芝外・2歳牡牝・牡55.0kg牝54.0kg

土曜開催のターコイズSがハンデ戦なので、今週末もこの一戦のみに集中。

先週と同じく、ダート転向後初のタガノビューティーを除く出馬登録16頭のうちで、2頭以上出走したレースと結果をまとめました(日付が古い順)。

2019/7/21 函館1200良 函館2歳S 1:09.2 ビアンフェ

ビアンフェ4人気1着(−0.3)・タイセイビジョン2人気2着(0.3)・プリンスリターン11人気3着(0.5)

2019/9/1 小倉1200重 小倉2歳S 1:10.5 マイネルグリット

マイネルグリット3人気1着(−0.0)・トリプルエース2人気2着(0.0)・ラウダシオン4人気3着(0.1)・カリニート10人気7着(0.4)

2019/11/2 東京1400良 京王杯2歳S 1:20.8 タイセイビジョン

タイセイビジョン1人気1着(−0.3)・ビアンフェ3人気2着(0.3)・マイネルグリット2人気9着(1.7)

2019/11/9 京都1600外良 デイリー杯2歳S 1:34.5 レッドベルジュール

レッドベルジュール3人気1着(−0.2)・ウイングレイテスト7人気2着(0.2)・ペールエール1人気1着(0.3)・トリプルエース5人気4着(0.4)

2019/11/17 京都1400外良 秋明菊賞 1:22.9 エグレムニ

エグレムニ6人気1着(-0.1)・カリニート8人気6着(0.5)

こう並べると今回は前哨戦の重賞上位の馬ばかり。

人気どころで重賞被りしていないのはサリオスくらい。


さらに先週と同じく、新馬戦あるいは未勝利戦の次戦勝ち上がり率を調べる(ダートでの勝ち上がりは除く)。

今回は新馬戦の次戦勝ち上がり率が軒並み低い。

その後勝ち上がったという観点から見ると、レッドベルジュールの新馬戦、ジュンライトボルトの未勝利戦が抜けている(共に50%超)。

レッドベルジュールの前走デイリー杯2歳Sはイン差しが決まったとは言え、ある程度の強さを見せたと言える。

そこの比較で同じイン差しだったウイングレイテストは評価が難しい。

一方で外差し、しかもスムーズに出せなかったトリプルエースは評価できる、また差し決着の中で3着に粘ったペールエールは更に評価しても良い。

時計的にも同日の古馬2勝クラス1600mよりも速かったし、デイリー杯2歳Sのレベルが高かったと見て、まずは上記4頭を中心に考えていけば良さそう。

トリプルエースを含む小倉2歳Sでは、上位3頭の差は4コーナーの位置取りの差が大きく、次戦の結果を踏まえるとマイネルグリットよりもラウダシオン。

とはいえ想定人気などを踏まえるといずれもトリプルエースには及ばないかな。

ここまでがデイリー杯組、他に京王杯組とサリオスとの比較が必要。

京王杯は1400mというのもあり、デイリー杯組と比べて短距離色が強く、ビアンフェが典型的なので、京王杯組で唯一可能性を感じるのはタイセイビジョン。

要するに人気上位3頭、サリオス(サウジアラビアRC)、レッドベルジュール(デイリー杯)、タイセイビジョン(京王杯)の比較をすれば良い。

とりあえず各馬を見ていく。

1枠1番ジュンライトボルト牡2 岩田康誠55.0kg

(0.0)中京2000稍新馬戦:1/12(自身3着)※1着馬ロールオブサンダーは京都2歳S3着・5着馬は3走後

(−0.1)阪神1800外良未勝利戦:1/7(3着)※2・4・5着馬は2走後・3着馬ラインオブダンス(牝)はアルテミスS4着・5着馬アジャストザルートはデイリー杯2歳S7着

良馬場の未勝利戦はそこそこレベルが高い中、ドスローの展開ながら阪神外回りで一瞬のトップスピードを見せた。

それ以外のレースは馬場が重く、重馬場巧者と思われるロールオブサンダーやミアマンテに敗れたものの、上がりタイムは遜色ない。

ビアンフェらが引っ張るペースを最内でロス無く回せれば、特に先週の阪神JFのようになれば穴馬として面白い。

1枠2番ビアンフェ牡2 藤岡佑介55.0kg

(0.0)函館1200稍新馬戦:1/8(自身2着)※6着馬は5走後・1着馬オータムレッド(牝)はアルテミスS5着・阪神JF11着

(−0.0)函館1200稍未勝利戦:1/10(2着)

距離延長となった前走の京王杯2歳Sはテンがよく逃げるも、圧倒的な上がりでタイセイビジョンに差されてしまった。

その他の馬との比較では、8着馬までの7頭が上がり幅0.4秒と明らかに4コーナーでの位置取りの差がそのまま着順に。

函館2歳Sを見ても1200mらしい逃げの走り、しかもタイセイビジョンを除いた7着馬までのうちの5頭の上がり幅は0.5秒。

今回内枠に入ったのでハナは取りやすいと思うが、他に先行馬も多く目標にされやすいし、これ以上の距離延長は厳しい。

2枠3番ペールエール牡2 マーフィー55.0kg

(−0.2)中京1400重新馬戦:2/12(6・8着)※5着馬コルテジアは2走後・デイリー杯2歳S8着

新馬戦の走破タイム1:23.2は、同日の3歳以上1勝クラス(1着は1:33.4だが斤量49kgで2着は1:33.7の53kg、3着は1:34.9の57kg)と比較しても2歳新馬としては優秀で、しかも加速ラップ。

一転して新潟2歳Sは超高速馬場の究極的な瞬発力勝負になり、ウーマンズハートにはスピードで見劣るも上がり33.1秒は十分。

基本的にはテンが良いので前に出られるし、前走デイリー杯2歳Sは差し決着の中で唯一番手から粘っての3着。

阪神の高速馬場において、前走の結果でレッドベルジュールと人気が逆転するのなら、ペールエールを強く推したい。

2枠4番トリプルエース牡2 ビュイック55.0kg

(−0.0)阪神1200良新馬戦:1/5(2着)※3着馬は2走後・2着馬レジェーロ(牝)はファンタジーS14着

新馬戦は少頭数の中で4コーナーやや包まれるも、阪神の急坂までスピードを落とすこと無く伸びており、明らかに1200mは短く感じる。

小倉2歳Sを見ても1200mは短いと感じる中での前走デイリー杯2歳Sだったが、直線でスムーズに入れなかったのが悔やまれる。

ウイングレイテストとは展開面の差が大きかっただけで、ここで人気が逆転するなら穴として面白い。

特に新馬戦の阪神内回りではあるが、おおよそ12.0−11.1−11.3のラップを出せている、つまりトップスピードも見せているのが大きい。

3枠5番マイネルグリット牡2 国分優作55.0kg

(−0.2)中京1600重新馬戦:2/9(2着・6着)※2着馬クリスティ(牝)は阪神JF8着・7着馬は2走後

マイネルグリットの1600mの新馬戦1:36.6は、同日の1400mの新馬戦1:23.2(ペールエール)と比較するとかなり見劣る。

新馬戦から小倉2歳Sまではゴール前でのスピードをそれほど求められていないし、新馬戦や未勝利戦は相手や展開、馬場が良かった。

一転して前走の京王杯2歳Sでは高速馬場でスピードを求められて明確に失速。

想定人気落ちすぎだとは思うが、雨予報も無く馬場が渋らなければ、1600m延長も高速馬場も歓迎できない。

3枠6番サリオス牡2 ムーア55.0kg

(−0.3)東京1600良新馬戦:1/7(2着)※2着馬アブソルティスモはサウジアラビアRC3着

2戦とも超高速馬場の東京だったので、上がり33.1秒はそれほど驚くべきものではないが、同じ上がり時計でも新馬戦と前走のサウジアラビアRCでは別物。

新馬戦は51.0−46.1の超スローで参考外なところはある一方で、サウジアラビアRCは47.2−45.5でそれでもスローだが、位置取りは3番手、直線ではクラヴァシュドールに並びかけられてから突き放した。

そのクラヴァシュドールが阪神JFで3着、新馬戦2着でサウジアラビアRC3着のアブソルティスモは中京1600mの1勝クラスで1着と、相手も不足は無かった。

4枠7番ウイングレイテスト牡2 松岡正海55.0kg

(0.1)東京1600重新馬戦:1/14(自身2着)※5着馬は2走後・1着馬サナチャン(牝)は新潟2歳S10着

(−0.0)福島1800重未勝利戦:1/12(5着)※5着馬グレイトホーンは京王杯2歳S5着

新馬戦は勝ち馬と比べても直線入るまでのロスが大きかったし、ギアチェンジの反応があまり良くなかった。

未勝利戦はさらに重い馬場でタフな4F戦で最後恐らくソラを使って危うかったものの粘りきり。

そして前走デイリー杯2歳Sではレッドベルジュールと共に内を上手く突きつつ前に目標を置いて最後まで走りきった。

前走は展開が向いたのはあるし、3戦全てで11秒前半のトップスピードを求められていない点が不安。

4枠8番タイセイビジョン牡2 武豊55.0kg

(−0.4)阪神1400良新馬戦:0/9※7着馬は4走後

前走の京王杯2歳Sも函館2歳Sも後ろからダントツで抜けた上がりを見せていて、距離200mや前半の流れ、4コーナーでの位置取りの違いがビアンフェとの差。

ビアンフェよりは距離延長を問題とはしないと思うが、新馬戦含めて相手が楽だったのはある。

とはいえ2戦とも抜けた上がりを見せているし、京王杯出走メンバーの中では抜けた実力。

実際、京王杯も函館も、タイセイビジョンを除く馬はほとんど上がりタイムに差がない。

5枠9番グランレイ牡2 池添謙一55.0kg

(0.0)京都1800外良新馬戦:1/12(自身3着)※7着馬は2走後

(−0.7)京都1400稍未勝利戦:0/8

未勝利戦は相手が良かったし、直線が長い阪神外回りよりは小回りコースの方が向いているように思える。

5枠10番エグレムニ牡2 福永祐一55.0kg

(0.0)小倉1200良新馬戦:1/9(自身2着)

(−0.1)小倉1200重未勝利戦:1/9(2着)※3着馬は3走後

前走は京都外回りを最内ロス無く回せた中での勝利で、1400からの延長は最後追われていたところを見ても厳しい印象。

6枠11番カリニート牡2 幸英明55.0kg

(−0.0)小倉1200良新馬戦:0/10

自力的にここでの逆転は厳しい。

6枠12番レッドベルジュール牡2 スミヨン55.0kg

(−0.0)阪神1800外良新馬戦:0/6※2着馬は5走後・3着馬は3走後・4着馬は2走後・8着馬は3走後

新馬戦は2着馬と共に抜けた上がりで勝ち上がったものの、前後4Fは51.8−46.0のドスロー前残りで展開は向いたこと、2着馬がその後勝ち上がりに5走かかったこともあり、判断が難しい。

2着馬も含めて他の馬の勝ち上がりが全て2000mだったことからも、単純な3F戦でのスピード勝負という相手にとっては苦手な土俵だったことは間違いない。

前走デイリー杯2歳Sは前後4Fで自身は48.8−45.7のスローペース、そこそこ速かったコーナーをロス無く内を回してそのままイン差し。

ウイングレイテスト同様に展開が向いたのは間違いない。

ギアチェンジタイプでビアンフェら先行勢も多く平均以上のペースになると未知ではあるので、本命を打つほど強くは推せない。

7枠13番プリンスリターン牡2 原田和真55.0kg

(−0.0)函館1200良新馬戦:1/8(2着)※4着馬セイラブミー(牝)は2走後・京王杯2歳S8着

前走はスローだったので逃げ切ったものの、1200がベストで伸びて1400まで、1600の距離延長は持ちそうにない。

7枠14番タガノビューティー牡2 和田竜二55.0kg

(−0.3)新潟1800良新馬戦:※ダート

ダートはダート、芝は芝ということで、もっと人気していなければ大穴で狙っても面白いかも。

まあそれでもこの人気ならジュンライトボルトやトリプルエース辺りの方が。

8枠15番メイショウチタン牡2 松山弘平55.0kg

(0.3)函館1200良新馬戦:0/8※自身は5着で4走後・1着馬スマートカーリー(牝)は函館2歳S10着

(−0.6)阪神1400良未勝利戦(4戦目):0/1

ハナか番手まで押し上げるだろうが、ここで前残り出来ると思わせるほどのレースは無いし、1600mは長い印象。

8枠16番ラウダシオン牡2 C.ルメール55.0kg

(−0.2)阪神1200良新馬戦:0/6※6着馬シゲルミズガメザは4走後・小倉2歳S10着

新馬戦が阪神の最終週、宝塚記念と同じ週だった事を踏まえると、過去3戦は全てタフな馬場での結果。

上がりも全て35秒台後半で時計の裏付けがない。

距離延長は問題ないとは思うし、鞍上がルメールであるのは気になるが、穴で狙うならトリプルエース。


恐らく2ビアンフェか15メイショウチタンがハナを取ってそこそこペースを引き上げると思う。

隣に2ビアンフェがいてくれることでポジションを前に取りやすそうなのが、3ペールエールや4トリプルエース。

どちらかが2ビアンフェの後ろ内を確保するだろうし、人気的に考えても、デイリー杯組なら内差しで先着した2頭、特に穴として狙うなら7ウイングレイテストよりも4トリプルエース。

2ビアンフェは先週のレシステンシアのようになるかと言われると、そこまでを裏付ける結果は出ていないので、やはり1600mは厳しい。

16ラウダシオンは面白いと思うが、大外枠でしかもなかなか人気していて狙いづらい。

それならば1ジュンライトボルトを推したい。

最後は大事な上位3頭の選択、そこで単純に3頭の前走の上がり3Fを比較する(括弧内は上がり2位との比較)。

10/5 4回東京1日目 サウジアラビアRC:1600m 33.1秒(−0.6)※同タイムのクラヴァシュドール除く

11/2 5回東京1日目 京王杯:1400m 33.5秒(−0.8)

11/9 5回京都3日目 デイリー杯:1600m 33.8秒(−0.4)

馬場や展開、ポジション、相手関係や人気などを踏まえると、サリオス>タイセイビジョン>レッドベルジュールか。

サリオスは3頭の中でも掛からずに前で競馬をした経験が大きいし、クラヴァシュドールが阪神JFで結果を出していることも大きい。

ただし初の右回りで輸送後という不安はある。

タイセイビジョンは前残りの展開を圧倒的な上がりで逆転した。

ただし前走はなかなか掛かっていたので、内枠とはいえ難しい面が出るかも。

レッドベルジュールはそもそもデイリー杯自体レベル高かった。

ただし上位3頭の中ではかなり展開が向いた。

◎3ペールエール

◯6サリオス

▲8タイセイビジョン

△16ラウダシオン

△4トリプルエース

☆1ジュンライトボルト

結局デイリー杯組の内差し先着2頭は割り引いて考えて切り。

買い目は3連複フォーメーション◎−◯▲−◯▲△☆の計7点。

レース振り返り

予想通り2ビアンフェが強気に引っ張る展開で、12.2 – 10.5 – 11.1 – 11.6 – 11.8 – 11.8 – 11.6 – 12.4は前後4F45.4−47.6のハイペース。

結果的に前潰れの展開の中、唯一番手から抜け出た◯6サリオスの強さが光ったと言えるレース。

また先週よりも外の方が馬場が良かったか、人気薄の9グランレイ、14タガノビューティーがほぼ最後方から突っ込んできたのが驚き。

もちろん展開は向いたと思うので、手放しに高評価は与えられないものの、一定の力量は見せた2頭。

その2頭にしっかり先着してみせた▲8タイセイビジョンは相手が悪かったと言いようがないレースで、1600mまでなら流れてもやれる所を見せた。

一方でハナを取ってペースを作った2ビアンフェは想定以上に粘っていたので、今後1400m以下ならかなり期待出来るものを見せた。

一方で☆1ジュンライトボルトはコーナー内で詰まって後退、馬場的にも厳しかったのもあり、2ビアンフェを何とか交わす程度に留まった。

◎3ペールエールも同様で、イメージはもう少し前だったが完全に塞がれてやられた印象なので、外枠や楽に番手辺りを取れるレースならまだ見込みはある。

△16ラウダシオンはちょっと直線スムーズには出せなかったのが痛かったとは思うが、反応が悪かったとも見えるし、前半の追走で脚を削がれた可能性。

△4トリプルエースも同様で、つまりこのペースでは距離がやや長かった印象なので、1600でもスローで脚を溜められる展開なら。

12レッドベルジュールも直線の反応がイマイチに見えたし、スタートも悪くここまで前半が流れると厳しかったのだろう。

現時点では距離が伸びて道中緩む展開、デイリー杯のような競馬が理想形なのだろう。

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