2019/10/6 GII 京都大賞典

京都2400m芝外・3歳以上・別定

ほとんどの場合、残4F地点での坂の下りからスパートが入っての惰性勝負。

2コーナーまでの前半1000mの時計が60.0秒を切る程度のペースだと最後方の馬も台頭してくる。

逆に前半が緩いと直線が平坦な為に前残りしやすい展開になる。

最初の直線が600mもあるので先行争いはコーナー前で落ち着きやすく、スローにはなりやすい。

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8枠16番グローリーヴェイズ牡4 M.デムーロ57.0kg

前走の天皇賞春しかり、前々走の日経新春杯しかり、残り4F近くから早めに仕掛けてスピードを上げていき、その持続力で勝負するタイプ。

京都競馬場はドンピシャで合っているコースだと言える。

その京都で着外だったのは昨年の菊花賞と京都新聞杯。

京都新聞杯では、ラスト4Fのラップが12.1−11.3−11.4−11.9と全体の仕掛けが遅かった、内を通そうとして馬群に包まれて加速しきれなかった。

菊花賞ではさらにラスト4Fのラップが12.2−12.2−10.7−11.3と極端で、上位7頭が上がり3F33.9〜34.1秒と4コーナーでの位置取りで着順が決まってしまった。

近2走と比べると、鞍上の仕掛けの意識の違いも影響はしていて、向こう正面辺りで外から積極的に前を促してほしいところ。

2枠4番エタリオウ牡4 横山典弘56.0kg

スタートの悪さが全てのこの馬は、昨年の菊花賞が分かりやすく瞬間的なトップスピードは速い。

その脚を道中で押し上げる為に使わざるを得ない競馬が非常に多い。

流石にそこで使ってしまっては、天皇賞春や昨年の日経賞のように前を差しきれない。

開幕週の高速馬場だと後ろからでは余計に届かない可能性も高まるし、本命は打ちづらい。

5枠9番エアウィンザー牡5 三浦皇成56.0kg

金鯱賞でのダノンプレミアムとの比較で、加速上手さとスピードの持続が持ち味。

大阪杯も稍重馬の金鯱賞も、強い相手に上がり上位を出せているので、タフな方なのは事実。

しかし過去ほとんどのレースがスローで、そうでないレースがあるにしてもOP以下のクラス。

そのため距離延長がどうかの判断は難しく未知数。

7枠14番ダンビュライト牡5 松若風馬57.0kg

前走の大阪杯では、内有利な展開の中で、最速地点のコーナーで外を回されて最後失速。

前々走の京都記念では、12.0秒前後のラップが続いたが、結果的に残り2F地点の直線からの仕掛けになり、そこで抜け出して粘って1着。

一瞬のスピードも持続もそこそこ、良く言えばオールラウンダー、悪く言えば特筆したものが無いからこそ、大崩れはしないものの大当たりもしない成績。

特徴を強いて言うなら、ある程度流れてもそこからのひと伸びが出来るところ。

しかし仕掛けが早い展開だとそこで脚を使いすぎて最後甘くなりがち。

最後が平坦な京都は合っているとは思うので、ペースを落ち着かせながら仕掛けを遅らせ、高速馬場ならそれも活かしながら惰性で複勝ならなんとか。

6枠11番アドマイヤジャスタ牡3 北村友一53.0kg

ダービーも皐月賞も多頭数の中でスタートが悪く、最後方からの競馬になってしまった。

ダービーではある程度流れた中でポジションを上げる時に脚を使いすぎてしまったが、皐月賞ではダノンキングリーと同じ上がりタイムだった。

しかしそれ以前の競馬では、サートゥルナーリアやロジャーバローズ、セントライト記念2着のサトノルークスといった相手になかなか肉薄はしていた。

特に京都2000mの紫菊賞は、常に12.0秒前後の淡々とした流れの中で、スタートは遅れたが道中でリカバリーした上で、前を走っていたダービー馬のロジャーバローズを破っている。

ただし少頭数だったのでリカバリーしやすかったのもあるが、このレースのレベルが正直微妙なところ。

同日の比較だと秋華賞で、ミッキーチャームがさらに厳しい流れで逃げて、アーモンドアイと1馬身半差の2着で時計は2秒早かった。

今回は多頭数ではあるが斤量は最軽量、スタートが悪くとも2400mと距離は長くほぼ平坦なコースなので、スローになればリカバリーもある程度可能だが。

3枠6番シルヴァンシャー牡4 浜中俊56.0kg

1600万下からの勝ち上がりで重賞は初だが、過去の戦績の時計や相手のレベルを考えると人気過剰では。

加速に時間がかかるタイプで2400m自体は良いが、スピードに付いてこられるかどうか。

1枠1番ノーブルマーズ牡6 高倉陵56.0kg

前走の小倉記念は60.4−58.4とスローペースの1.5列目、ラスト5Fのラップは11.5 – 11.5 – 11.6 – 11.6 – 12.2の中、直線で少し抜けて粘るも後方の2頭に差され3着。

5走前の日経新春杯では70.9−75.3とかなりのハイペースの中団〜後方、自身は恐らく72.5−73.9くらいのバランス。

向こう正面の坂の上りでラップが落ちたタイミングで他がまくる中で少し遅れて押し上げるが最後は届かず、外からルックトゥワイスに差され4着。

その次走となる京都記念では前半5Fが63.3のどスロー、ラスト3Fのラップが11.9 – 11.1 – 12.1の瞬発力勝負についていけずに沈んで9着。

この馬のベストは平均〜ややスロー、ラスト4Fでのスピード持続勝負、一昨年の京都大賞典より全体が遅めの展開の2列目辺りで粘る競馬が出来れば。

5枠10番ウラヌスチャーム牝4 大野拓弥54.0kg

前走も前々走も1800mのテンの速さについていけず後方から。

大きくは緩まらない中で徐々に押し上げつつ、4コーナーは大外を回してスピードに乗せて喰らいついていく競馬。

エンジンのかかりが遅いので距離延長は歓迎だが、前半でペースが流れた中で後半もう一足の展開になっても出しきれるかは未知数。

7枠13番メートルダール牡6 和田竜二56.0kg

ここ3走は勝負どころでスピードが分散した展開だった。

一方でアメリカジョッキーCや昨年の新潟記念では、自身はスローバランスでのラスト2Fが最速10秒台後半の瞬発力上がり勝負。

このときはGI馬のフィエールマンやブラストワンピースにも肉薄していることから、一瞬のスピードはレベルが高い。

しかし本当に一瞬で、前半から流れたり後半のラップが分散すると脆い。

4枠8番パリンジェネシス牡5 松山弘平56.0kg

前々走は逃げて1着、ラスト6Fのラップは13.1 – 12.2 – 12.0 – 11.7 – 11.2 – 11.5と、加速を分散させたペースに持ち込み、中山の急坂でもほとんど減速なし(ただし前半5F64.6秒の超スロー)。

一方昨年5月の青嵐賞では前後半6F71.4−71.5の平均ペースの2番手集団、12.2 – 12.0 – 12.0 – 11.7 – 11.7 – 11.9と粘って同着の1着。

ラスト4F戦である程度のスピードを求められやすい京都では、前半が63秒以上のドスローにならなければ厳しい。

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東京ほどでは無いにしろ、それなりに高速馬場なので時計が求められる所。

多頭数で隊列はややバラけそうだが、基本的に中団でスローペースで過去同様に上がり4F戦になる。

ただしスピードはある程度求められると思うので、前半で好位につけつつ4〜5Fの長い距離で脚を使える馬を選びたい。

◎16グローリーヴェイズ

◯1ノーブルマーズ

▲4エタリオウ

△14ダンビュライト

△11アドマイヤジャスタ

9エアウィンザーや6シルヴァンシャーは未知数ではある中で人気サイド過ぎる。

逆に道中で仕掛けの上手いM.デムーロ騎手が乗る◎16グローリーヴェイズは信頼度は高い。

オッズ的には堅い予想ではあるし、未知数を乗り越えてくる可能性も考えて、買い目は2連系で少なく。

馬連◎固定流しの計4点。

レース振り返り

△14ダンビュライトが逃げて71.9−71.6の平均ペースの4F戦と、想定より前半からペースが流れた。

流れたとは言っても12秒前半の淡々としたペースで、スピードもさほど求められず後ろからの差しは届きづらい前残りの展開。

やはりほぼ最後方からの競馬となってしまった▲4エタリオウには厳しい展開で、スローからの11秒程度のスピードを求められる展開でないと。

◎16グローリーヴェイズは3列目自体は良かったと思うが、前の15レノヴァールが壁になり、さらに内の◯1ノーブルマーズに包まれる形で出し切れず。

外枠だったので最初に前に行くところで脚を使ってしまった分、内を通したために向こう正面で外からの進出が出来ず、結果馬群に飲まれた形。

内を通してきた◯1ノーブルマーズは理想を言うなら1列前の位置を取りたかったものの、好走パターンではあった。

△14ダンビュライトは己の好走パターンを自ら作れたと言っていい。

もちろん最後に差されて2着な所がらしさではあるし、もう少しペースを流しても良かったかな。

△11アドマイヤジャスタはダービーの時もだが、このペースでは2400mは明確に長いということ、2000mでは一応ロジャーバローズを破っているし。

上位人気の未知数だった2頭の9エアウィンザーと6シルヴァンシャーは明暗が別れた。

6シルヴァンシャーは前走が時計がかかる中でそれなりにペースが淡々とした中での競馬で、それと似たようなイメージで伸ばしてこれた。

一方の9エアウィンザーは良いところなし、こういう展開よりもスローからのスピード勝負の方が合っているのだろう。

最後に勝ちきった7ドレッドノータスについて。

展開的には前々走の函館記念が似ていて、レースレベルもそこそこの前残り展開の中である程度残せていたこと。

また位置取りや道中の立ち回りも完璧だったと言えるし、本命は無理だが△11アドマイヤジャスタよりは狙いやすかったかも。

全体的に展開の読みが甘く、その中で台頭する馬の選択も曖昧だった。

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