2019/9/29 GI スプリンターズS

中山1200m芝外・3歳以上・定量牡57.0kg牝55.0kg(3歳馬は−2.0kg)

秋のGI戦線の第一線にして、3歳馬含めたスプリント王を決するレース。

高松宮記念との違いは、より激しい勾配と緩いながらも長い3・4コーナー、短い直線。

はじめが下りでスピードが出やすく、外を回されるとより不利になるので、先行争いはかなり激しい。

そのため過去のレースのペースはほとんどが下がり調子。

ただし前半に飛ばしすぎるとゴール前の上り坂で止まってしまう。

当然ながら瞬間的には10秒台、その後も継続的に11.2秒前後の脚が必要。

なおかつ内のポジションを上手く確保しつつ前に包まれず直線を迎えられるかがポイント。

ということで枠順はかなり重要になってくる。

コース形状的にはセントウルSなどの阪神1200mや阪神Cの阪神1400mが似ていて、過去傾向的にもそこで好走している馬は割ときている。

次点で函館や小倉かな。

逆に高松宮記念やCBC賞などの中京1200mはあまり信頼できない。

左回りと右回りではやはり違うし、向こう正面直線は短く最後の直線は長い。

平坦な京都や札幌も求められるものがちょっと違う。

もちろんファインニードルのような強い馬には関係ないが。

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1枠2番ダノンスマッシュ

前走は一日を通して外差しが決まっていた、前々走は明確に内を回した馬が有利だったので良くも悪くも共に度外視できる。

基本は内を損なく回してスピードの持続で勝負するタイプ。

スタートもテンも良いので完全に枠次第。

4枠8番タワーオブロンドン

近4走では2回1着で共にレコード、明確に高速馬場巧者だしスピードは群を抜いて速い。

前々走ではダノンスマッシュとの比較で斤量は1kg重く、外有利な馬場の中で内をスルスルと抜けて上がり最速。

前走はスタートは悪くも、加速性能とトップスピードの違いを魅せつけつつ、阪神の急坂をものともしないペースで登りきった。

中山の高低差も気にしないだろうし、軽めの馬場ならば枠関係なく推せる。

4枠7番モズスーパーフレア

ハナをとって逃げて、前半に脚を使わせてナンボの馬で、前走の北九州記念やその前の高松宮記念のように素直にハナが取り切れないと厳しい。

ハナが取り切れないのはトップスピードでは劣っているということ、高速馬場でそれを誤魔化している感じがある。

中山との相性が良さそうに見えるが、相手関係や鞍上を考慮すると合点がいく。

人気馬の中では評価は一番低い。

7枠13番ミスターメロディ

前走が分かりやすいが内枠でないと明確にダメ、中山ならなおのこと。

高松宮記念のような展開が勝ちパターンなので、なるべく前半は脚を使いたくない。

スタートがあまり得意ではないので、1か2枠が一番理想。

5枠9番ディアンドル

ミスターメロディと似たタイプで、なるべく内を回して脚を残しておきたい。

テンは遅くはないので4枠より内が理想。

前走は馬場の悪い内を回して残り1Fで甘くなり、外から差されて2着。

過去のレースの相手関係を考えても力量は微妙だが、斤量の恩恵は大きいので当日のオッズ次第か。

8枠16番ファンタジスト

前走は前が止まらない馬場で、タワーオブロンドンを除いた上位6頭の上がりタイムはほぼ同じ。

要するにスタートが良く先行できたことが全て。

4コーナーで前を伺った分、最後の1Fはイベリスやペイシャフェリシタとの比較で甘くなっている。

前走よりも明確に先行争いが激化する今回は最内枠かつスタートが完璧でないと厳しい。

2枠4番リナーテ

前走キーンランドカップや3走前のスプリングCでのタワーオブロンドンと比較する。

前走はリナーテよりも内からスルッと抜けたタワーオブロンドンに外差しもわずかに及ばず。

3走前は逆に内を回せたが、前が詰まって抜けられない間にタワーオブロンドンが先に抜け出し、それを後ろからようやくスピードに乗るも届かず。

そこまでテンは速くないので前が取れないと、3走前のように前が詰まってはスピードにのれない。

それを避けて外差しにいっても、距離は長いがターコイズSのように最後の急坂が厳しい。

8枠15番イベリス

前走は直線で挟まれながらも最後まで粘りの走りで、前にいたファンタジストと同じ上がりタイムで3着は十分やっている。

今回も斤量の恩恵を引き継げる点は良いが、前走よりも前を走りたい馬が多いのが気になる。

一瞬の加速よりもじわじわ加速と粘り込みが持ち味なので、包まれすぎないように最内よりは3〜5枠辺りが理想。

3枠5番レッツゴードンキ

ミスターメロディ同様かそれ以上に明確に内枠でないとダメ。

1・2枠なら抑えるが、それ以外なら消し。

2枠3番セイウンコウセイ

この馬も明確に内枠巧者で、前走は内めを通して粘りの2着を取れた。

2年前のスプリンターズSでは2枠3番もスタートが悪く先行出来ず敗れた。

1・2枠でかつスタートさえ切れれば、という条件付きの穴馬。

6枠12番ダイメイプリンセス

テンで劣るこの馬は前走同様にどうしても物理的に差しきれない展開が目立つ。

もう一つ、あまり上り坂が得意ではないような感じで、上り坂での伸びがいまいち。

1枠1番アレスバローズ

前走はスタート遅れて4コーナーの大外をぶん回しながらも上がりは最速。

道中は脚を溜めて4コーナーから出し切り、結果自身は平均かややスローペースで差し切りたい。

去年の北九州記念が強かったように、内をロス無く回せればワンチャンス。

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極端ではないにしろ中山にしては超高速馬場、前有利な展開。

とはいえ外から無理に前に行けば、最後の坂でやられるのは必須。

外枠ながら先行していきたい13ミスターメロディ、15イベリス、16ファンタジストは消す。

また枠が良くない4リナーテ(もっと外が良かった)、5レッツゴードンキ(最内以外ダメ)も消し。

さて問題は先行勢の10ラブカンプーなどが外枠から前を取ることで、後ろで控える差し馬勢の直線前でのブレーキになってしまうこと。

そういう意味では8タワーオブロンドンと9ディアンドルは難しい競馬になる可能性もある。

ただ8タワーオブロンドンは馬群を抜け出す上手さはあるし、鞍上も良い。

9ディアンドルはやはり斤量の恩恵が大きい。

1アレスバローズや2ダノンスマッシュといった内の方は、恐らく前を走る3セイウンコウセイがどこまで信頼できるか。

3セイウンコウセイが来る展開なら最内の2頭もそのまま来そう。

もしくは、2ダノンスマッシュはスタートは良いので3セイウンコウセイの前を取れれば。

ハナを取りきれるだろう7モズスーパーフレアは比較的良い条件が揃っているが、鞍上が不安ではある。

以上を踏まえて印は以下の通り。

◎8タワーオブロンドン

◯9ディアンドル

▲2ダノンスマッシュ

△3セイウンコウセイ

☆1アレスバローズ

買い目は◎1着固定3連単流し

レース振り返り

レースラップは11.9 – 10.1 – 10.8 – 11.3 – 11.2 – 11.8の1:07.1決着、前後3Fでは32.8−34.2のペースで7モズスーパーフレアが逃げる展開。

鞍上が前走の反省を踏まえてしっかり仕事をした。

それを◎8タワーオブロンドンがしっかり差し切って1着。

鞍上の3・4コーナーでの立ち回りは上手かった。

前で伸びあぐねていた△3セイウンコウセイや10ラブカンプー、11マルターズアポジー、16ファンタジストなどの馬群を外からスムーズに交わせたのが大きい。

対照的に最内を回していた▲2ダノンスマッシュは、その後ろからの進路取りになって遅れた。

さらにその後ろからになってしまった◯9ディアンドルはノーチャンス。

やはり外枠の先行勢の壁が内枠の馬たちの足かせになってしまった。

もう一つは△3セイウンコウセイが7モズスーパーフレアや13ミスターメロディと比較でかなりキレ負けして信頼出来なかった。

前に11マルターズアポジーに入られて邪魔だったのもあるが、あまり高速馬場向きではなかった。

なので◯9ディアンドルや☆1アレスバローズは最内で心中してもワンチャンスすら厳しかっただろう。

7モズスーパーフレアは予想以上に粘りを見せて、コース適性や高速馬場適性を改めて印象付けた。

枠に恵まれなかった13ミスターメロディも予想以上に踏ん張っており、自力は見せたとは思うが展開は合わず決め手に欠いた。

5レッツゴードンキはスタートが悪くも上がりは良い、歳を考えると距離延長は流石に厳しいかもしれないので1400mがベストかも。

14ハッピーアワーもスタートが悪かったが大外ぶん回しで上がり最速、まだ若いので中距離以上の方が面白そう。

12ダイメイプリンセスはまた来年の夏かな、歳的には厳しいかもしれないが。

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